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COVERCHORD EXCLUSIVE

白のうつわ
作家それぞれの個性が光る “白” のうつわ

「白」をテーマに、8人の作家たちに作品制作を依頼した。
個性豊かに表現された“白のうつわ”が一堂に会す。

4月15日 (土)発売

白。
それは、明るく喜びに満ちた希望の色。
儚く悲しみをはらむ色。
翳りなく染まらない強い色。
始まりと終わりの色。
さまざまな彩りと和を紡ぐ色。「白」という色には、様々な情景を呼び起こす力がある。

今回COVERCHORDでは「白」を題材に、8人の作家(工房)に作品制作を依頼。素材、技法、質感、色の濃淡、そして形。
個性様々、それぞれの作り手が「白」に向き合い、「白」を捉え、「白」を表現した作品が、一堂に会した。

使うほどに愛着が深まる魅力。どんな色とも和を結ぶ柔らかさ。生活に馴染む美しい佇まい。

あなたにあった“白のうつわ”との、素敵な出逢いがきっとある。

4月15日 (土)発売

mushimegane books.

旅先で思わずひろってしまう美しい石のような、まあるくぷっくりとした輪郭と、手に吸い付く質感。兵庫県に工房を構える〈mushimegane books.〉は、人と音をテーマに、熊淵未紗さんが作陶を手がけるセラミックブランドだ。その精巧な造形と、息を呑む貫入(かんにゅう・釉のひび模様)による味わい深さ。生活陶器として使い勝手の良さもありながら、食卓以外の場所でもインテリアとして楽しめる美しい佇まい。まさに用と美を兼ね備えた作品だ。

[作家プロフィール]
熊淵未紗(くまぶち・みさ)
岐阜県多治見市意匠研究所終了。
デザイン事務所にて勤務。オーガニック食品関連の会社にて勤務。
兵庫県にて工房を構える。

[作家コメント]
白という言葉に「光」、「やわらかい」という印象を抱きます。
いろいろな白い器を、たのしんで頂けたら嬉しいです。
BOWL L
BOWL L
BOWL L
BOWL L
BOWL L
BOWL L
BOWL L
BOWL L
BOWL L
BOWL L
BOWL L
BOWL L

BOWL L

¥13,200

工藤真人工房

茨城県は阿字ヶ浦。海と山に挟まれたこの地に工房を構え30年。夫婦二人三脚 (と猫ちゃん) で、世に多くの生活陶器を送り出している。「豪傑」という言葉を体現したような、力強い生命力とエネルギーに満ちた工藤真人さん。マットな白釉薬を重ね焼きしたうつわには、ほんのり黄色味のニュアンスがある。優しい生活の情景が目に浮かぶような、とっても素敵な仕上がりだ。日々うつわを使ってゆく中で、なるべく汚れが残らないように、という試行錯誤があったと聞く。使う人の顔を想像しながら轆轤を回すという工藤さんらしい、思いやりと、優しい人柄が滲み出ている。

[作家プロフィール]
工藤真人(くどう・まひと)
1958年 東京都港区赤坂生まれ。 新宿歌舞伎町で育つ。
1980年 早稲田大学中退。 1980年 愛知県常滑で陶芸の修業。
1984年 スペイン、イラン、インドで工芸の研究。
1987年 茨城県阿字ヶ浦町にて作陶開始。

[作家コメント]
昔から白の器は、料理が盛り易い、料理を引き立てると言われています。
服もそうだと思いますが、白い色は他の色とのコントラストが強いので、コーディネートによって、とてもビビットな輝きを放ち、使い方によっては白い色は最強の色です。
ただ、器も服も、コントラストが効く分日常的に使う場合には、細心の注意が必要だと考えています。私はよく白い服にコーヒーをこぼして、絶望の淵に突き落とされています。
器もやはり、白さが際立つために汚れが目立ってしまいます。このことを解った上で、大事に使えば、白は面白く楽しめる色です。
私は個人的に青みのあるクールな白よりも、やや黄味の有る白が好きです。また、汚れが少しでも目立ちにくい、くすんだ白の器を作ろうと心がけています。
今回の器は、鉄分の多い赤土に、チタンやマグネサイト、珪酸分などの白色を出す原料で作った釉薬を、マットにさせるために厚めに施釉しています。生地の鉄分が釉に浸み出てきて、くすんだ黄味の強い色になっています。
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm
白マットラウンドプレート 18cm

白マットラウンドプレート 18cm

¥4,400
白マット タンブラー
白マット タンブラー
白マット タンブラー
白マット タンブラー
白マット タンブラー
白マット タンブラー
白マット タンブラー
白マット タンブラー
白マット タンブラー
白マット タンブラー
白マット タンブラー
白マット タンブラー

白マット タンブラー

¥3,080
白マット ピッチャー
白マット ピッチャー
白マット ピッチャー
白マット ピッチャー
白マット ピッチャー
白マット ピッチャー
白マット ピッチャー
白マット ピッチャー
白マット ピッチャー
白マット ピッチャー
白マット ピッチャー
白マット ピッチャー

白マット ピッチャー

¥5,500
白マット豆皿
白マット豆皿
白マット豆皿
白マット豆皿
白マット豆皿
白マット豆皿
白マット豆皿
白マット豆皿
白マット豆皿
白マット豆皿
白マット豆皿
白マット豆皿

白マット豆皿

¥1,320

ハラダマホ

「練り上げ」という技法で、ハッとするような幾何学的な模様を、普段は色鮮やかな配色で表現する〈ハラダマホ〉さん。まさか「白」でお題を投げかけられるとは思ってもいなかったことだろう……(マホさん、ご快諾いただきありがとうございました)。難題にもかかわらず仕上がったうつわは、見事に〈ハラダマホ〉らしさと、真珠と海をイメージしたという「白」への解釈が融合した唯一無二のものとなった。北欧クラフトのようなモダンさと、日本紋様の伝統美を兼ね備えたような佇まい。精密かつ卓越した技術に裏打ちされた、珍しい“練り上げの白”を楽しみたい。

ハラダマホ
1977年 熊本生まれ。
1999年 佐賀県立有田窯業大学校卒業。會田雄亮研究所入社。
2001年 熊本にて設窯。

[作家コメント]
白は土台になるモノ。 白に変化があるものと考えていて、今回イメージしたのは真珠でした。
種類や光の具合で白がやわらかに広がる気がしました。
色土を組み合わせて模様を作る練り上げ技法にテーマが白とは、なんともはやです。
白を意識したことで、少し長めに見つめて楽しんでいただける作品ができたと思います。

佐々木康弘

伝統工芸品である益子焼を制作されている佐々木さんには、白のマーブルシリーズをリクエストした。地産の土と益子伝統の釉薬、そして“掛け分け”という伝統的な技法が織りなす、美しい白のあわい。古くより伝わる技法と佐々木さんの感性から生まれる、モダンな佇まいが印象的だ。どのように使おうか? 見ているだけで想像力を掻き立てられる。きっとどんな料理も美味しく引き立ててくれるだろう。

[作家プロフィール]
佐々木康弘(ささき・やすひろ)
1981年生まれ。益子窯業指導所で学ぶ。
現在は益子町の隣、茂木町で作陶。
2年前から「白のうつわ」を作り続けている。

[作家コメント]
白、で思い浮かぶのは、余白です。対象を引き立てたり、より印象を強めたり、弱めたり、余白の配分にその人らしさも現れると思います。器と料理の関係にも通じているような気がします。
いろいろな白が集まって、きっと賑やかなのでしょう。 選ぶのが楽しそうです。

髙田志保

今回、初めてのお取り扱いとなる〈高田志保〉さんは、「炭貫入」を得意とする京都の作家だ。先端をきゅっと摘まんだような片口のお皿や、花型の小鉢は、見る角度によって印象がガラリと変わる。洗練されたフォルムの美しさに加えて、青みがかった色には儚げな雰囲気と可憐さを内包している。侘び寂びを感じるうつわで、ぜひとも和食を楽しみたい。

[作家プロフィール]
髙田志保(たかだ・しほ)
1977年 奈良県生まれ。 
2001年 京都府陶工高等技術専門高入校。
現在は京都亀岡にて作陶。

[作家コメント]
白い花が好きで、庭には白い花の樹木や草花ばかり植えてしまいます。心が落ち着く白が、とても好きな色なのだと思います。
炭入りの器は、白の中に土色が少し透けてグレーが見える。
表情、貫入の同じ物がない線の模様を、ひとつづつ楽しんでもらえたらと思います。
炭入り 片口楕円鉢
炭入り 片口楕円鉢
炭入り 片口楕円鉢
炭入り 片口楕円鉢
炭入り 片口楕円鉢
炭入り 片口楕円鉢
炭入り 片口楕円鉢
炭入り 片口楕円鉢
炭入り 片口楕円鉢
炭入り 片口楕円鉢
炭入り 片口楕円鉢
炭入り 片口楕円鉢

炭入り 片口楕円鉢

¥4,400
炭入り 片口7寸皿
炭入り 片口7寸皿
炭入り 片口7寸皿
炭入り 片口7寸皿
炭入り 片口7寸皿
炭入り 片口7寸皿
炭入り 片口7寸皿
炭入り 片口7寸皿
炭入り 片口7寸皿
炭入り 片口7寸皿
炭入り 片口7寸皿
炭入り 片口7寸皿

炭入り 片口7寸皿

¥4,620
炭入り 花小鉢
炭入り 花小鉢
炭入り 花小鉢
炭入り 花小鉢
炭入り 花小鉢
炭入り 花小鉢
炭入り 花小鉢
炭入り 花小鉢
炭入り 花小鉢
炭入り 花小鉢
炭入り 花小鉢
炭入り 花小鉢

炭入り 花小鉢

¥2,750
炭入り 片口5寸皿
炭入り 片口5寸皿
炭入り 片口5寸皿
炭入り 片口5寸皿
炭入り 片口5寸皿
炭入り 片口5寸皿
炭入り 片口5寸皿
炭入り 片口5寸皿
炭入り 片口5寸皿
炭入り 片口5寸皿
炭入り 片口5寸皿
炭入り 片口5寸皿

炭入り 片口5寸皿

¥3,080

小松野洋介

熊本は天草で作陶する〈小松野洋介〉さん。小松野さんの作品といえば、イエローやグリーンなどポップなカラーが印象的。けれど、スープカップのぽってり可愛いフォルムに白化粧の質感がしっくりくるのでは? と思い、大人気のカレーパスタ皿、多様鉢と共に、真っ白な作品をお願いした。食をとりまくあらゆるシーンに馴染む普遍性がありながら、その独特なフォルムは食卓や食器棚で存在感を放つだろう。

[作家プロフィール]
小松野洋介(こまつの・ようすけ)
1966年 熊本県上天草市生まれ。
1991年から〈丸尾焼〉、1998年から〈陶象〉(陶芸材料店)で、焼物や原料の技術と知識を習得。
2000年 「21世紀アート大賞」立体の部入選。
2001年、2003年 「陶芸のまちづくり大賞」グランプリ受賞。
2003年 独立し〈洋々窯〉を開く。
2007年「AMAKUSA陶芸展」で日比野克彦賞受賞 。
2008年 「四日市陶磁器コンペ2008」入選。

[作家コメント]
シンプルで普遍的な「うつわ」だからこそ、自分らしい「うつわ」を作り出していきたい。
そういう思いが湧いてきた今回の“白のうつわ”です。

船串篤司

今回初めてのお取り扱いとなる〈船串篤司〉さんのうつわ。茨城県笠間市にて作陶される、土の質感をしっかり感じる器肌が、その作品の魅力だ。シンプルで洗練された白のうつわは、どんな料理でも素敵に引き立ててくれる。けれどあえて、真っ白な絵画のキャンバスに最初の一筆をのせる時のような、ちょっとした緊張感を楽しみたい。少し背伸びをして手の込んだビストロ風の料理を作ってみるのはいかがだろう。

[作家プロフィール]
船串篤司(ふなくし・あつし)
茨城県水戸市出身。
酒井芳樹氏に師事し、茨城県窯業指導所 釉薬Ⅰ科修了。
2009年 笠間市にて独立、開窯。
以来、料理を盛ってこそ完成する器を生み出している。

瀧本徳郎

“使う人の手に馴染み、色や質感はなんだか嬉しくなるようなものにしたい”豊かな自然に囲まれた宮崎県都農町で生活陶器を作り続ける「白水工房」の〈瀧本 徳郎〉さん。当店でも長きに渡り人気の作家さんだ。今回は麦の穂柄が施された「粉引(こひき)」を作陶してもらった。土本来の手触りと、心地よい渋みのある「白」がたまらない出来栄えだ。手に取れば軽く、それでいて強い存在感は、暮らしにアクセントを添える唯一無二のうつわに仕上がっている。

[作家プロフィール]
瀧本徳郎(たきもと・とくろう)
1974年 宮崎県生まれ。
1995年 佐賀県立有田窯業大学校卒業。
2000年 KOBATAKE工房彫刻基礎科終了。
2000-2002年 青年海外協力隊に参加し、エルサルヴァドル国立芸術センター陶磁器科講師として活動する。
2003-2006年 メキシコシティで陶器の制作、及び展覧会開催。
2006-2011年 舞台美術、テーマパークの美術制作などに従事。
2011年 宮崎県都農町に「白水工房」を開く。

[作家コメント]
私は粉引きの“白”は色々なトーン、深みがあるのかなと面白く思っています。
土物ならではの手ざわりです
蕎⻨猪口
蕎⻨猪口
蕎⻨猪口
蕎⻨猪口
蕎⻨猪口
蕎⻨猪口
蕎⻨猪口
蕎⻨猪口
蕎⻨猪口
蕎⻨猪口
蕎⻨猪口
蕎⻨猪口

蕎⻨猪口

¥2,640
粉引8寸皿
粉引8寸皿
粉引8寸皿
粉引8寸皿
粉引8寸皿
粉引8寸皿
粉引8寸皿
粉引8寸皿
粉引8寸皿
粉引8寸皿
粉引8寸皿
粉引8寸皿

粉引8寸皿

¥8,800
楕円鉢 大
楕円鉢 大
楕円鉢 大
楕円鉢 大
楕円鉢 大
楕円鉢 大
楕円鉢 大
楕円鉢 大
楕円鉢 大
楕円鉢 大
楕円鉢 大
楕円鉢 大

楕円鉢 大

¥4,950
八角皿
八角皿
八角皿
八角皿
八角皿
八角皿
八角皿
八角皿
八角皿
八角皿
八角皿
八角皿

八角皿

¥3,520

“白のうつわ展”
at ROOTS to BRANCHES

本特集で紹介した“白のうつわ” を、手にとってご覧いただける展示会が開催されます。気持ち良い季節のお散歩がてら、是非お立ち寄りください。

“白のうつわ展”
at ROOTS to BRANCHES

会期:
2023年5月13日(土) – 5月21日(日) 11:00 - 19:00
会場:
ROOTS to BRANCHES
東京都 目黒区 青葉台1丁目 15-9

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Instagram_@roots_to_branches
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