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夜空に舞う気まぐれな光のカーテン・オーロラ。太古より、人はその光に女神を見出したり、精霊が地上に送るメッセージとも考えてきた。太陽風と地球の磁場がぶつかって原子が発光する様だといわれても、いまだオーロラは未知な部分が多く、ただただ純粋にその美しさは見るものの心を奪っていく。そんな神秘の光を追って、トラベルカルチャー誌『TRANSIT』が旅をした。最新号に綴じ込まれたbook in book『オーロラ鑑賞ガイド』の一部を、ここで少しだけご紹介。

オーロラ MAP

まずは肝心の、どこでオーロラが見られるか。磁場が運んだ太陽風と大気が接触するオーロラオーバルと呼ばれる緯度60〜80度地帯に、鑑賞スポットが点在する。有名なのは北米のアラスカや欧州のラップランド。北の果てだけはなく、ニュージーランドやタスマニアといった南半球でもオーロラを鑑賞できる。北と南、TRANSIT編集部おすすめのオーロラ鑑賞スポットを見ていこう。

①Ilulissat ②Kangerlussuaq ③Reykjavík ④Akureyri ⑤Jökulsárlón ⑥Lofoten ⑦Tromsø ⑧Karasjok ⑨Kiruna ⑩Rovaniemi ⑪Saariselkä ⑫Tasmania ⑬Queenstown ⑭Tekapo ⑮Fairbanks ⑯Whitehorse ⑰Yellowknife  ⑱Churchill

オーロラ ベスト4

1.サーリセルカ Saariselka


今回のTRANSIT34号の取材でも訪れた、フィンランドのサーリセルカ。トナカイを遊牧して生きてきたラップランドの先住民族・サーミも暮らす街だ。深夜0時をまわったころ、ぼうっと白い雲のように揺らめき、だんだんと緑色を帯びた光が浮かび上がっていく。天井がガラスになったイグルーからオーロラを見ることができる、カクシラウッタネンもこの街の近く。
BEST SEASON/10月〜3月
ACCESS/ヘルシンキから国内線で乗り継ぎ、約1時間半でイヴァロ空港へ

2.レイキャヴィク Reykjavik


最北の首都アイスランドのレイキャヴィク。人口約12万人のコンパクトシティで、姉妹誌BIRDのアイスランド特集の取材時にもビルの合間を揺らめくオーロラを見ることができた。街の明かりがあって、肉眼で見えてもカメラに収めるのはなかなか難しい場合も。よりはっきりとその姿が見たければ、街はずれのセルチャルトナルネス海岸へ行こう。
BEST SEASON/9月〜4月
ACCESS/コペンハーゲン、ロンドン、アムステルダムなどを経由して、約3時間でケプラヴィーク国際空港へ

3.フェアバンクス Fairbanks


アラスカ起点の町。冬場は−30〜50℃にもなるが、晴天率が高く、オーロラが見える確度も高い。市内からも見えるし、約100km離れたチナ温泉からは露天風呂から観測することも。TRANSIT34号ではフェアバンクスからさらにセスナで1時間半、ブルックス山脈の麓にあるエスキモーの村のアナクトブック・パスまで足をのばし、オーロラを捉えた。
BEST SEASON/8月下旬〜3月
ACCESS/シアトルなどを経由して、約4時間でフェアバンクス国際空港へ

4.タスマニア Tasmania


TRANSIT29号のオセアニア特集でも訪れたタスマニア。南極からの風が吹き「世界で最も空気が澄んでいる」ともいわれる島。その星空目当てに訪れる人も多いが、実はニュージーランドと並んでサザンライツ(南半球のオーロラ)を見ることができる。運が良ければ半袖でオーロラを見ることもできる。赤や紫色をしたオーロラが出現することが多い。
BEST SEASON/2〜10月
ACCESS/シドニーから乗り継ぎ、約2時間でホバート空港へ

「トランジット34 オーロラの煌めく街へ」 ¥1,800 + tax



 オーロラの光を追いかけ、フィンランド、アラスカ、グリーンランドを中心に地球をぐるりと巡ったTRANSIT34号『オーロラの煌めく街へ』。ここで紹介した小冊子『オーロラ鑑賞ガイド』には、オーロラを撮影するためには?、オーロラ + αの旅は? など、さらに詳しい情報が載っている。
 ほかにも、オーロラが生まれるメカニズムを解き、極北の民がつくりだしたフォークアートに豊かなデザイン力を見出し、過酷な環境下でも生き抜いてきたユニークな北極圏の生態系も覗いていく。第二特集では、日本の極北・北海道に暮らしてきたアイヌの人びとの今昔に迫った。この時期だからこそ出合いたくなる風景、人、ものが詰まった一冊に。

『TRANSIT34 オーロラの煌めく街へ』
フィンランド、アラスカ、グリーンランド etc.....
発売/2016年12月16日(金)
価格/¥1800 + tax
制作元/euphoria factory
発売元/講談社


旅の支度はしっかりと

どこにオーロラを見に行くかが決まったら、次は何を持っていくか。-30℃以下の夜空の下、長時間待つ可能性もあるオーロラの旅。 いったいどんな装備をしたらよい? COVERCHORDで揃えるオーロラ観測の装備。ここでは簡単にポイントだけ追っていく。





TOPS

1.直接肌に触れる下着は、汗をかいても乾きやすいウールや化繊の長袖カットソーを着込む。 2.タートルネックや長袖の中間着を。ウールやフリースが◎。 3.さらにもう1枚フリースやウール地の上着をオン。 4.防水・防風性の高いフード付きアウターを羽織って完成!



BOTTOMS

1.トップスと同じく、保温性が高くて速乾性のあるウールや化繊のものを。 2.リラックスできるサイズ感のパンツを上から穿く。生地が冷えやすい綿のチノパンやデニムは避けよう。 3.防水・防風性の高いアウターパンツを選択。中綿やダウン入りのものならなおよし。



OTHERS

HEAD/熱を放出しやすい頭も帽子でカバー + 鼻と口を覆うネックウォーマーで露出を最小限に。 HANDS/指を動かしやすい5本指手袋 + その上からミトンをオン。 FEET/冬山用の厚手のソックス + くるぶし丈以上、靴底3cm以上のブーツを選ぶ。

TEXT/津賀真希(euphoria factory)