SINGH AND SON

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SINGH AND SON

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家族の故郷であるインドの歴史と伝統的な技能からインスパイアを受け、ニューヨーク在住のガガン・シンは2013年夏にニューヨークのスタイルとインドの伝統的なシューズデザインを持ち合わせたブランド〈SINGH AND SON〉を立ち上げた。彼は自身のつくる"Kishtees"を長年に渡りニューヨークで履き続け、友達や知人からどこでその靴を買えるのかと質問されるようになったという。
「みんな、味わいのあるユニークなデザイン、快適さと職人の高いクオリティに惹かれたんだと思います。当時の靴も好きだったけど、もっと現代風にアップデートをしたくて、アッパーの形状を少し変え、違う木型や素材を使用しラバーソールを加えてみた結果、インドの職人技術の豊かさを残しながらもニューヨークの街を歩くのに適した靴が出来上がりました」
彼の靴はすぐにLAの〈Mohawk General Store〉と日本のブランド〈nonnative〉の目に止まり、その後〈nonnative〉の15SSコレクションにてコラボレーションシューズを発売する。「フラットソールやレザー、スエード、ヒール部分のオプションなどコレクションのラインナップを広げ、〈BEAMS〉との別注企画のシューズには新しくクレープソールも使用しました。もっとラインナップを広げる開発をして、新しい事に挑戦し続けたいです」
「履きやすくて、何にでも合わせやすい靴が好きなんです。Kishtee スリッポンは、カジュアルだけどスニーカーでもないし、ローファーっぽくも見えるけどもっとリラックスな感じで、ショートパンツにもフルレングスにも様々なジャンルに合わせた履き方ができると思います。 それから1番重要なのは。すごく履き心地がいいところです。靴にとってそれが1番大事でしょ?」
〈SINGH AND SON〉は質の良い素材と高い技術を重視し、インドの小さなシューズ工場で何世代も続く職人技術によりハンドメイドで作られる。全ての工程を同じ一つの工場で行う事で一つ一つ丁寧に作られるシューズは、アッパーもソールのカットも縫製も全てが手作業で行われる。また使用しているレザーとスエードは優れた鞣し革で有名なインドのチェンナイ産の物を採用し、柔らかいソールと伸縮仕様のアッパー側面はとても履き心地が良い。デザインは伝統的なヨーロッパやアメリカのローファーよりもカジュアルだが質の良い素材を仕様する事により、簡単にドレスアップも可能だ。〈SINGH AND SON〉のKishteeスリッポンは夏を過ごすには最適なシューズかもしれない。

プロフィール -〈SINGH AND SON〉 ディレクター ガガン・シン

26才のガガン・シンはアメリカ・ニュージャージーにて生まれ、現在もそこを拠点として活動している。
ニューヨーク大学で財政学とマーケティングの学位を所得し、
卒業後に"完璧なカジュアルローファー"をプロデュースすることを考える。
家族のインド商人のルーツを活用し、質の高い素材と高い職人技術を使用し、
インドの伝統的なシューズデザインを残しつつも現代風の新しいデザインを加えたシューズを作り始める。




PHOTOGRAPHER : Yohei Miyamoto