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カバーコードの逸品

長く愛せる一生ものの「逸品」をご紹介。

A.PRESSE
ボタンダウンシャツ

ちゃんと意識して買った初めてのボタンダウンシャツ (以下BDシャツ) は、INDIVIDUALIZED SHIRTSのオックスフォードのやつ。マニアックなインポートものが店内中にセレクトされた地元の個人店で、“これはダンリバーの生地を使った最後の生産のだから貴重だよ~”なんてオーナーに接客されて。スリムフィットなんて発想が生まれるのはもう少し先のこと。とにかくデカくて、乾燥機を掛けてもまだデカくて、なんとか着こなそうと悪戦苦闘しながら、ひとつ大きな”服の経験値”を得たと誇らしく思ったものでした。

きっと〈A.PRESSE〉の方々はそんな”服の経験値”を途方も無い数で蓄積させアウトプットしているんだろうな、とこのシャツを見た時にしみじみ思いました。なぜならフロントボタンの数が”6”だったからです。

現在出回っているアメリカンスタイルのBDシャツは基本的に全てフロント7ボタンで、ブルックスもインディビもアイクベーハーもラルフも、大概のは全て7ボタン。一方、60年代ごろまでのブルックスブラザーズのBDシャツは一つ少なくて”6”ボタン。ボタンが一つ少ないと間隔が大きくなって、第一ボタンを開けた時にいつもより少し深いVゾーンが生まれます。そして、襟のロールがとても綺麗に立つ。はっきりと誰かが言い出したわけでもないのに自然発生的に広まり、一部の好事家はたった一つのボタン数の違いが生み出す表情の違いに拘り、それを愛しました。

厳選されたフェイスで構成される〈A.PRESSE〉のコレクション中、BDシャツは生地のバリエーションこそあれど全て6ボタンです。もちろん身幅はたっぷりと生地を取ってアームも太い。「TAKE IVY」でカットオフされたチノーズに合わせていた”あの”シルエット。巷に溢れるオーバーサイズとは異なる”クラシックフィット”のそれです。

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