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カバーコードの逸品

長く愛せる一生ものの「逸品」をご紹介。

G-SHOCK
GMW-B5000MB

ある一定の世代にとっての「G-SHOCK」という存在は、いつまで経っても特別なもののようです。
ネットもなかったあの時代、ファッション誌の端の小さな広告を頼りにドキドキしながら電話をかけたり、小さな時計店を見つけてはレアモデル目当てに覗いてみたり。
それから随分と歳をとって、身につけるもの、着るものの趣向も変化しました。そんな”あの頃の僕たち”に呼応するようにG-SHOCKも来年40歳。久しぶりに再会した現在のG-SHOCKは随分と渋くなって、良い歳のとり方をしていました。

G-SHOCKの初代モデル「DW-5000C」をオールメタル化し、ソフト面でも徹底的にアップデートされたのがこの「GMW-B5000MB」です。

後に大ヒットする通称”スピード”のご先祖様の「DW-5000C」は一目でG-SHOCKとわかる、これぞ”アイコン”と呼ぶべきデザイン。「GMW-B5000」シリーズではオリジナルの樹脂ケースが堅牢なステンレススチールに置き換えられて、金属のもつエッジのシャープさが際立ちます。

“外装のオールメタル化”の徹底ぶりはバンド部分においても抜かりなし。当然のようにオリジナルの形状を尊重し、独立コマで完全再現しています。167gという本体重量とともに、メタルバンド特有の”じゃらっ”っとした心地よい着用感を提供してくれます。

外装のハード面に目が行きますが、ソフト面もかなりの進化。特徴的だったレンガみたいなパターンの文字盤部にはソーラーパネルを備えて永久駆動を実現。さらに電波修正機能のMULTIBAND 6搭載で、世界中で正確な時間をキープ。”どこでも、ずっと、正確に時間を示す”という時計としての理想形を当たり前のように実現しちゃってるのって、結構すごいことなんじゃないでしょうか?

”あの頃の僕たち”は裏蓋の刻印に注目していました。限定モデルだけの特別な刻印なんかに胸躍らせたり。でもやっぱり、初代から刻まれ続ける”Shock Resistant”の刻印がファンには一番刺さるかもしれませんね。

「GMW-B5000MB」の末尾MBとは、”マルチフィニッシュドブラック”の略称。ホーニング加工による美しい梨地の質感、ミラー加工によるビス・ボタンのアクセント、ベゼルが浮かび上がるようなヘアライン仕上げ。オールメタルモデルをさらにブラックアウトし、各部で異なる加工仕上げを施して質感の違いを与えています。

時計の基本機能の理想的に具現化して、嗜好品としての付加価値も十分に兼ね備えた”40歳のG-SHOCK”。改めて、こんな時計と歳を重ねていきたいなと思わせる逸品です。

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