クリエイターにきく、年末年始に見たい映画とドラマ。
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COVERCHORD CULTURE

クリエイターにきく、年末年始に見たい映画とドラマ。

2019年も残すところあと僅か。COVERCHORDの年末恒例企画、今年も各界で活躍するクリエイター7名に、年末年始に観たい映画やドラマを聞いた。
一年の疲れを癒すべく、気になる映画をお供にゆったりゆっくりと......贅沢な出不精タイムを過ごしてみては?
今年も一年COVERCHORDをご愛顧いただきありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。
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下田 法晴(しもだ・みちはる)氏

が選ぶ3本


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『ア・ゴースト・ストーリー』/ A GHOST STORY
2017年 アメリカ
監督:David Lowery
白いシーツを被った時代遅れのお化けの視点で物語は進んで行く。とにかくせつなくて、いろんな想いが巡った。
日々を大切に生き、自分を想ってくれる人を大切にしなければと、しみじみ感じる作品。
主役のケーシー・アフレックは年を重ねるほどに雰囲気が出てきてお気に入りの俳優の一人。音楽もとても良い。

『ドント・ウォーリー』/ Don't Worry, He Won't Get Far on Foot
2018年 アメリカ
監督:Gus Van Sant
半身麻痺でアルコール依存症の風刺漫画家の半生を描いた作品。弱い人間ほど強くなれる。謙虚さと愛をもって世の中へ貢献する事で人間は宇宙に帰れる。
主演は今年公開され話題になった『ジョーカー』で絶賛のホアキン・フェニックスが本作でも素晴らしい演技を披露。

『ブリグズビー・ベア』/ Brigsby Bear
2017年 アメリカ
監督:Dave Mckay
遮断されたシェルターで25年間両親と3人で暮らしてきた青年が、唯一心の支えにしてきたTV番組の熊のヒーロー「ブリグズビー・ベア」......しかしその正体は? 
根っこは重いテーマながら、随所に笑いもあり、誰もが優しく暖かい気持ちになれる作品。タイトルやイメージで観ていなかった人も結構多いと思うけど、(自分もそうでした)この機会に是非。


下田法晴 
音楽家(SILENT POETS)/ 〈POET MEETS DUBWISE〉 デザイナー
1990年代からの長きに渡る活動を通じて、メランコリックでエモーショナルなDUBサウンドを育んできたSILENT POETS。これまでに複数のアルバムをリリースし、世界各国の40作品を超えるコンピレーション・アルバムに楽曲が収録された。
2013年、自身のレーベルANOTHER TRIPを設立。2016年、ラッパー5lackをフィーチャーしたNTTドコモ「Style'20」CMソング「東京」がOA。
2018年、12年ぶりのオリジナルアルバム『dawn』リリース。同年6/24に渋谷WWWで行われたキャリア初のフルバンドでのライブが映画化され『SAVE THE DAY』として2019年全国11ヶ所の劇場等で公開。
また世界的ゲームクリエイター小島秀夫監督による新作『DEATH STRANDING』に二曲の楽曲を提供し、世界中に新たなファン を獲得し続けている。 
さらにオフィシャル・ブランド〈POET MEETS DUBWISE〉も始動し、活動の幅も拡大中。
SILENT POETS新曲「Almost Nothing feat.Okay Kaya」(DEATH STRANDINGエンディング曲) 只今配信中。
www.silentpoets.net
〈POET MEETS DUBWISE〉はCOVERCHORDでも取扱中。
www.poetmeetsdubwise.com/


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三上 純(みかみ・じゅん)氏

が選ぶ3本


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『オリヴィエ オリヴィエ』/ Olivier, Olivier
1992年 フランス
監督:Agnieszka Holland
実際に起きた事件を基に作られたストーリー。
最初に観てから20年以上たった今でも忘れられない映画です。
内容は、いわゆる家族崩壊モノ。ただ、ネタバレ無しでご覧頂きたいのでこれ以上内容に触れることは控えますが、フランスの田舎町の長閑な風景と、独特の後味がいつまでも余韻となって残る作品です。

『ザ・パシフィック』/ The Pacific
2010年 アメリカ
製作総指揮:Steven Spielberg・Tom Hanks・Gary Goetzman
制作:HBO
太平洋戦争における米海兵隊員達と日本軍の死闘を描くテレビドラマシリーズ。
今をときめくラミ・マレックが、粗野ではあるけど本当は友達思いなスナフ役を実に魅力的に演じてします。とにかく、ラミ・マレックが素晴らしく、彼みたさに何度も見返している作品です。
最終話、帰還する列車内での戦友達との別れのシーンが特に印象的です。
『ボヘミアン・ラプソディ』も、『ミスター・ロボット』も、もちろん好きでしたが、スナフのようなちょっと陰があって複雑なキャラクターを演じるラミ・マレックがまた見たい!

『ファニーゲーム U・S・A』/ Funny Games U.S.
2008年 アメリカ
監督:Michael Haneke
1997年(日本では2001年)に公開された『ファニーゲーム』をミヒャエル・ハネケ監督が自ら手掛けたハリウッドリメイク作品。
見ず知らずの若者2人組による理由のない暴力の末に一家が皆殺しにされる...という全く救いのないお話です。
不謹慎な笑いを交えながら嬉々として一家惨殺を実行する若者2人に対して、最初でこそ嫌悪感や恐怖を感じるものの、次第に彼らの"ノリ"に慣れていってしまう自分に気が付いた時の後ろめたさ......
鑑賞後のバツの悪い気持ちから何を得るかはあなたしだいです、な一本。


三上純
〈JUN MIKAMI〉デザイナー
〈JUN MIKAMI〉は2019A/WコレクションよりCOVERCHORDにて取り扱い開始。
最新刊『JUN MIKAMIを編む』を文化出版局より刊行。
junmikami.com


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江部 寿貴(えべ・としき)氏

が選ぶ3本


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『マイケル・コリンズ』/ Michael Collins
1996年 イギリス・アイルランド・アメリカ
監督:Neil Jordan
英国が「グレートブリテン及びアイルランド連合王国」っていう長ったらしい国名と習ったのは中学生のときだったか。つい先日、英国に住む友人とブリクジット問題の話(結構根深くて深刻と知った)から、改めてその国名の由来や、なぜラグビーやサッカーで「イギリス」では出場しないのかという話になり、「これを観て理解を」と推薦された作品で、まさに年末年始に観ようと思っていた。英国の諸問題を同じ島国である日本に置き換えて考えてみるのも面白そう。

『エンドレスサマーⅡ』/ The Endless Summer II
1994年 アメリカ
監督:Bruce Brown
2019年は仕事しすぎたから、新しい年はサーフトリップに行きたい。いや、絶対に行くという決意表明としてサーフトリップムービーの名作を。19歳のとき、TVの深夜放送で観て以来、覚えていないくらいリピートしているけれどまったく飽きない。サーフィンが持つ底なしの楽しさ、麻薬的な気持ち良さが凝縮されている。仕事に追われなくていい夜、自宅のリビングでこれを肴にウイスキーでも飲みながら旅の計画を練れたら最高だ......。

『仁義なき戰い』シリーズ / Battles Without Honor and Humanity Series
1973-1974年 日本
監督:深作欣二
完結編まで観ようと何度も挑戦したけれど、ゴールまでたどりつけたことがない。抗争シーンに男の血が騒ぎつつも、セリフの広島弁を聞き取ろうと必死になっているうちに大概寝落ちしてしまう。同じくマフィア映画の金字塔、「ゴッドファーザー」シリーズも、いまだ完走できたことがない。ちなみに「アウトレイジ」は完走済。


江部寿貴
『OCEANS』編集長/週末サーファー
1977年生まれ。東京都出身。早稲田大学卒業後、世界文化社入社。
『Men's Ex』編集部、を経て、『OCEANS』創刊にかかわる。2019年5月より同誌編集長に就任。
oceans.tokyo.jp



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松島 紳(まつしま・しん)氏

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『Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜』/ Jimmy: The True Story of a True Idiot
2018年 日本
監督:光野道夫
ジミー大西と明石家さんまの昔話です。
当然脚色が入っている部分もあると思いますが、ジミーちゃんの度重なる奇跡の物語を見てください。
いやあ、面白い。本当にいいもの観た。となりますから。


『美味しんぼ』/ Oishinbo
1988年-1992年 日本
監督:竹内啓雄
映画ではなく、アニメです。
メディアに騒がれ天狗になっている店で、取皿は1人1皿までだと言われ......「なに? ゴマソース料理もチリソースのも同じ皿で取れってのか!」と叫び「こんな店で何も食べちゃいけない」と言って店を出ます。ごもっともなことで、食に対する向き合い方が最高です。
服に興味を持つことと同じように、食にも興味を持って頂ければ嬉しいです。


『ブロンクス物語/愛につつまれた街』/ A Bronx Tale
1993年 アメリカ
監督:Robert De Niro
「大人になればわかる」そんな言葉を誰かに言われたことあるでしょう。「男とは何たるか」背中を見て育つ子と父のお話です。
見終わったあとにすごくじーんときます。
実家に帰りそびれた夜更けにどうぞ。
すぐホームシックになると思いますw。


松島紳
〈cantate〉デザイナー
1990年北海道生まれ。古着の501XXジーンズとフレンチヴィンテージに魅せられ文化服装学院に入学。卒業後さまざまなブランドを経て2015年にカンタータを設立。
ジャパン・メイドを掲げ、日本最高峰の機屋や工場と直接コンタクトを取りモノづくりを続ける。
www.cantate.jp
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Felix Schaper(フィリックス・シェイパー)氏

が選ぶ3本


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『See Know Evil』(日本未公開)
2018 アメリカ
監督:Charlie Curran
兄のマリオ・ソレンティ同様、才能に満ち溢れたニューヨークの写真家、ダビデ・ソレンティ。21歳の若さでその生涯を閉じた彼の人生を包み隠さず写した映画です。


『ブリッジ』 / Bron/Broen
2011-2018 スウェーデン・デンマーク
監督:Hans Rosenfeldt
デンマーク・スウェーデン共同制作の本ドラマは冬季シリーズにおける完璧の作品。警察官の主人公、サラ・ノーレンが乗るヴィンテージのポルシェがとても良くて......警察の給料で果たしてこれが買えるのか気になります。
このシリーズのコンセプトはアメリカとフランスの制作会社にコピーされてはいますが、やはりオリジナル版が最高!


『Cliché, Europa』(日本未公開)
2000 フランス
監督:Ben Derenne
スケートボードメーカー、クリシェが2000年に発表した初の長編映像。これを機にヨーロッパのスケート時代が始まりました。音楽とヨーロッパ各地の陽気は夏を待ち遠しくさせるでしょう笑。


Felix Schaper
〈FUTUR〉ディレクター
1986年ドイツ生まれ、オランダ育ち。ベルリンでグラフィックデザインとコミュニケーションデザインを学んだ後、パリへ移住。
10代よりスケートボードに親しみ、スケートボードカンパニーで勤務した後、2013年に、ベン・フレドニとともにブランド〈FUTUR〉をパリにて設立。またフォトグラファーとしても活躍中。
www.futurinc.eu



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井上 聡 & 清史(いのうえ・さとる & きよし)氏

が選ぶ3本


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2人とも家でくつろぎながら見たい映画は山ほど溜まっていますが、僕(聡)には13歳と10歳、5歳の子供が3人、弟の清史には6歳と3歳の子供が2人います。家庭内でのお父さんの決断パワーはゼロで、テレビに関わる全ての決定権が無い立場に置かれています(笑)。今回の映画は子供たちと話してセレクトしました。
メインストリームなファミリー映画ばかりですが、子供たちとくつろぎながら映画やNetflixを見る時間は僕たちにとって一番幸せな時間なのです。


『ビッグママ・ハウス』/ Big Momma's house
2000年 アメリカ
監督:Raja Gosnell
13歳の長女が大好きなコメディー映画です。正直なぜこれ面白いのかが理解できません。個人的にはもっと面白い映画がたくさんあると思うのですが、娘はなぜかBig Mommaが大好きなのです。これからどんどんとティーンネージャーへと成長していく娘を理解できるような父親になりたいです。


『スパイダーマン ホームカミング』/ Spider-man: Homecoming
2017年 アメリカ
監督:Jon Watts
MARVEL作品は10歳の息子と全て見ています。下の子を除いて家族全員がMARVELファンです。子供たちは英語もペラペラなのでSpidermanやRobert Downey Jr.の少し皮肉を帯びたユーモアを理解しているのが親として面白いです。


『アナと雪の女王2』/ Frozen 2
2019年 アメリカ
監督:Jennifer Lee / Chris Buck
清史の長女の1番好きな映画です。公開時には清史の娘を含め親戚の女子チーム5人が見に行きました。清史はこの先1年間は嫌になる程、家でFrozen2を見ることになると思います。僕じゃなくて良かったです。


井上 聡(いのうえ・さとる)& 清史(きよし)
〈The Inoue Brothers〉クリエイティブディレクター / ファウンダー
聡1978年生まれ、清史1980年生まれ。
〈The Inoue Brothers〉はデンマーク、コペンハーゲンで生まれ育った井上兄弟、聡と清史によって2004年に設立されました。
2人は日本文化の感性とスカンディナヴィア文化のシンプル性をこよなく愛し、彼ら独自のデザイン&アートを創り出し、"Scandinasian"デザインと呼んでいます。
theinouebrothers.net



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種市 暁(たねいち・あきら)氏

が選ぶ3本


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『容疑者、ホアキンフェニックス』/ I'm Still Here
2010年 アメリカ
監督:Casey Affleck
今、最も旬な俳優と言えばホアキン・フェニックスですが、自分的に彼の真骨頂を見れるのは間違い無くこの作品だと思います。当時の撮影前の話題(ググって下さい。自分も見事に騙されていました)をチェックしてから観る事をオススメします

『ビックリボウスキ』/ The Big Lebowski
1998年 アメリカ
監督:Joel Coen / Ethan Coen
コーエン兄弟の映画は結構好きで色々観ているのですが、ダントツ好きなのはこの作品。出ている役者さん達のキャラが立ち過ぎていて皆無茶苦茶面白いので、ストーリーはほぼ覚えていません(笑)。レッドホットチリペッパーズのフリーがカメオ出演していてるのですが、演技と言うか、ほぼ素で出ているだけなのも必見(笑)。

『デューデート』/ Due Date
2010年 アメリカ
監督:Todd Phillips
最初に言っておきますが、前の二作同様内容はほとんどありません(笑)。
自分の大好物のザック・ガリフィアナキスが相変わらずのクズっぷりをこれでもかと見せつけられた時(車の中での○○ニーの場面とコーヒー缶に入れて大事に持ち歩いている"あるモノ"のくだりは最高)のロバート・ダウニー・ジュニアの返しがまたもう......(笑)。て言うかコレ、実はあの『ジョーカー』のトッド・フィリップス監督が撮った作品なんです。
才能ある人って何でも出来るんだなぁと再認識すると共に、ザックこそが真のジョーカーなんじゃないかと思ってしまうのでした。


種市暁
フリープランナー
BEAMS にてディレクター職などを約20年間務め、独立。現在はフリープランナーとして大手セレクトショップ、企業のコンサルティングや俳優のスタイリング他、自身もモデルとして活躍。
雑誌『OCEANS』での連載は「種カジ」の愛称で人気を博し、サーフィンライフではコラム執筆をする等、肩書きに囚われず活動中。
昨年、満を持してリゾートサンダルブランド〈EL NIDO FLIPS〉  を仲間と立ち上げる。
趣味は、旅・波乗り・愛犬と散歩。東京下町出身。
インスタグラム @taneichiakira
インスタグラム @elnidoflips