2026-9-21
何年先も着続けたい
愛おしいニット



〈pillings〉のSS 2027コレクションも発表されましたね。
コレクション毎で掲げられるテーマが毎度、古典的かつ新鮮。
抽象的なテーマの時もあれば、ゴッホや宮沢賢治など著名な方々をインスピレーション源にする時もある。
自分の日常にも通じるような、その馴染みやすさとアンニュイさにいつも心踊らされます。
私が特に衝撃を受けた〈pillings〉のコレクションは、2023 - 24年秋冬のものです。
中でも印象に残っているのが、顔色の悪いメイクに整っていないヘアスタイルのモデルが、自身をギュッと抱きしめるようにニットをまとったルック。
日常の不安や生きづらさと、手編みのニットが生み出す安心感が、同居しているようにも感じました。
そんな〈pillings〉大好きな私が、今回ご紹介するのは、「UNSTABLE CARDIGAN」。
“Landscapes(ランドエスケープ)”と称されたシーズンのテーマを忠実に再現し、尚且つ何年先の生活にも寄り添っていくであろうシグネチャーアイテムです。
母が編んでくれたセーターがブランドの原点。ブランドコンセプトには「愛おしいニットを作る」を掲げる〈pillings〉。
「服を作る」という行為の中に、人間が抱える不安や揺らぎをポジティブな視点で捉え、さまざまな生き方を肯定してくれるような思いを感じます。
そんな独自の世界観に、つい引き込まれてしまう魅力があります。
何度も袖を通したくなる。着るほどに愛着が深まっていく。
〈pillings〉のニットに、そんな愛おしさがあふれてきます。
Selector: Rika













