COVERCHORD EXCLUSIVE
あよお 金澤尚宜 個展
- 冬のけしき -
at COVERCHORD Nakameguro
静謐で美しい冬のけしきを宿したうつわたち。
COVERCHORD Nakameguroにて、個展を開催。
11月23日(土)- 27日(水)開催
陶芸作家〈あよお 金澤尚宜〉の個展が、COVERCHORD Nakameguroにて開催される。
美しい海と山川草木豊かな熊本県の天草諸島・下島に生まれ、陶芸を生業とする家に育った金澤尚宜氏。妻・あよおさち氏と共に拓いた〈あよお〉は、天草の自然から受けたインスピレーションを手と土、写真と言葉で表現する。
「冬のけしき」を主題として作陶したうつわたちが並ぶ本個展。
力強い大地。静謐な波紋。澄みわたる空気。暖かい暮らしの風景。
さまざまな土や釉薬が織りなす、独特の色のあわいで「冬のけしき」が表現されている。
美しいだけじゃなく、日々使うものとして生み出された〈あよお 金澤尚宜〉のうつわ。ぜひお手にとって「冬のけしき」を感じてほしい。
釉景 中皿 - モーンガータ ¥6,600
「あよお」とは天草の方言で 思わずこぼれる感嘆詞
うれしいとき 悲しいとき 驚いたとき 口にする
特定の意味を持たない言葉
〈あよお〉金澤尚宜「うつわ 」
1989年 天草・下島に生まれる。
2008年 18歳で陶芸の道へ。
2022年 天草にて〈あよお〉を拓く。
“用と美のあわい”を信念に、海を眺める様に美しく、日々使い続けるうつわを作る。
〈あよお〉あよおさち 「けしき」
2008年 映像の道へ。 映像ディレクターとして企画制作に携わる。 「絶景階段」、「雨の日の読書旅行」、「すする企画」、「味な字」など。
2022年 〈あよお〉 の「けしき」 (映像/写真と文/しつらえ)を手がける。
Website_ayoo-utuwakeshiki.com
Instagram_@ayoo_pottery
個展によせて - 作家コメント
今年で陶芸をはじめて17年を迎え、妻と2人であよおを拓いて3年目の年になりました。
思い返せばCOVERCHORDさんとの出会いは 2018年。当時の僕は28歳。
いまの自分の 作品のかけら みたいなものが見えはじめた頃でした。
当時のCOVERCHORDの皆さんがうつわを手に取り声をかけてくださったときの 表情やその作品のことは、忘れられません。
そんな出会いから ひとりだったものが ひろがって
楽しみに待ってくれる方が すこしずつふえて
さらに、あよおとして 妻とふたりになって 見える
けしきが ぐん と ひろがって そうして だんだん ひろがって ひろがって
いま あよおのうつわを使って喜んでもらえること 作家として とても うれしく思います。
COVERCHORDにて3度目の個展。今展では 冬にむけて グラタン皿や、スープカップを混えて 500点以上 焼きました。
オリジナルで作った釉薬は自然の成分を10種以上調合しているので いつも焼きが読めません。
でも、読めないのが自然で好きです。海の色は読めないから美しいんだとおもいます。
そんな風にして作った冬の新色「Baby Blue」 は なんだか しずかな印象で ところどころきらきらしていたので
作品のタイトルは 降り積もる雪みたいなイントロの Fishmans の一曲からいただきました。
形も、作品ごとに実はこだわりがあります。 たとえば 丸マグさんは、全体の丸ラインに合わせフチや取手の形を意識しています。
フチは、口当たりがよくなるように すこーしだけ 外側にむけて轆轤をひいて、
取手は 持った時の手の形が好きなので指が一本入る仕様となっております。
しかし、寒すぎる日にはあえて取手を無視して温かい飲み物を入れて
両手でカップを包み込んで飲むのもおすすめです。
最後に、 チーム・COVERCHORDの皆さん いつも あたたかなムードを ありがとうございます。
2024年11月 あよお
11月23日(土)- 27日(水)開催
あよお 金澤尚宜 個展
会期:2024年11月23日(土) – 27日(水) 11:00 - 19:00
※11月23日(土) 作家在店予定
会場:COVERCHORD Nakameguro
東京都目黒区青葉台1-23-14
Instagram_@coverchord nakameguro