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COVERCHORD CULTURE

BARくらげ に聞く
日々を楽しむ、おいしいお酒

「日々の暮らしを楽しむ」をコンセプトに掲げる COVERCHORD にて、お酒の取り扱いが開始される。ラインナップのセレクトを担当した、下北沢に店舗を構えるBAR〈くらげ〉のマスター飯塚航さんに、蒸留酒の魅力と、おすすめの銘柄を聞いた。

4月15日 (土)発売

人と蒸留酒の魅力をつなげる
BAR 〈くらげ〉 とは?

昔も今も、国内外から熱い視線を集める東京屈指のカルチャータウン、下北沢。肩肘張らず、楽しくお酒を飲める「場」を提供しながら、美味しい蒸留酒との出逢いを繋げる、一軒のバーがある。

小田急線の地下化によって再開発されや線路跡地、「下北線路街」の一角に2021年オープンした BAR 〈くらげ〉だ。当時新設された「MUSTARD™ HOTEL 下北沢」からの要望を受けて、ホテルに隣接する形で出店が決まったという。

店内に足を踏み入れると、親しみやすい内装に、こだわりの音響設備から流れるグッドミュージック。カウンターではホテルに宿泊する観光客たちや、地元住民の常連らしきお客さんが、マスター・飯塚航さんとの会話を楽しんでいる和やかな雰囲気。

クラフトビールやナチュールワイン、自家製のレモンサワーなど親しみやすいお酒をラインナップする間口の広さを持ちながらも、ふと酒棚に目を向けると、確かな目利き(酒利き)にセレクトされたコアな蒸留酒たちがずらりと並んでいる。

誰もが気兼ねなくお酒の時間を楽しめるフレンドリーな空間。そこに加えて、この店には飯塚さんが紡ぐ、美味しい蒸留酒たちとの素敵な出逢いがある。

なぜ、蒸留酒?

端的に蒸留酒とは、原料に酵母を加えることで発酵したアルコール(醸造酒)を、蒸留技術で気化させ液体に戻したお酒のこと。

蒸留することによって、糖質は全くなく低カロリーながら、原料に由来する豊な風味を楽しめる。そして、飲み方ひとつでガラリと違った表情を楽しめる魅力がある。

奄美黒糖をはじめとした焼酎各種に、沖縄の泡盛。海の外からはメキシコのメスカルと、アガベ100%テキーラなど、南国の本格蒸留酒を中心としたセレクトが光る BAR 〈くらげ〉のラインナップ。インバウンドの宿泊客に馴染み深い人気のメスカルとテキーラに加え、「日本特有の蒸留酒文化である焼酎・泡盛を知ってもらいたい」という思いが込められている。

罰ゲームドリンクのイメージや、アルコール度数が高く悪酔いを招くなど、奇しくも本物を知らずして蒸留酒に苦手意識を持つ人たちの、固定観念を覆したい。世界の、日本の、素晴らしい蒸留酒の本当の魅力を繋ぐべく、BAR 〈くらげ〉は蒸留酒にこだわりと情熱を注いでいる。

「うんちくを押し付けて飲んでもらうお酒は面白くない」飯塚さんはその時々のお客さんの気分を伺いながら、そっと背中を押すように、次の蒸留酒を提案する。厳選された蒸留酒に裏付けられたクオリティへの自信。そして飯塚さんが作り出すアットホームな雰囲気と提案力。

ちょうど良い塩梅が心地いい BAR 〈くらげ〉は、肩肘張らず、ワイワイお酒を楽しむ「場」としてこれからも下北沢の夜を盛り上げてゆくだろう。楽しい暮らしに、美味しいお酒は欠かせない。

住所:東京都世田谷区北沢3-9-19 Mustard Hotel 1F
営業時間:
水-金/ 17:00~24:00 (23:00 LO)
土日/ 15:00~24:00 (23:00 LO)
定休日:月・火曜日
Instagram_@kurage___bar

BAR くらげ 飯塚航さんが選ぶ
イチオシ銘柄

焼酎

山田酒造
⻑雲 一番橋

飯塚航さん一番のおすすめ! 「長雲」ラインのベストセラー。
黒糖を溶かす際に工夫を凝らすことにより、さらに芳香な味と香り、ほどよく甘い後味が特長。

富田酒造場
らんかん

無濾過原酒を2年ほど熟成させた逸品。
濃密な香り、凝縮された旨味たっぷりの複雑な味わい、キリッとしたシャープでキレの良い後味と余韻。
黒糖そのものの甘みが強く、飲み方はロックがおすすめ。高いアルコール度数を感じさせない、スムーズな飲み心地。

小牧醸造
紅小牧

本来、芋焼酎はアルコールに変換されるデンプン質を多く含むコガネセンガンという薩摩芋が原料として使われるが、「紅小牧」は青果用の紅さつまいもを使用。
さらに、麹米として使用する米には飯米としても使用するヒノヒカリを使用。原料の甘い風合いがより立っている。
同醸造所の小牧の梅酒と同分量で作るソーダ割が絶品。

4月15日 (土)発売

泡盛

瑞泉酒造
尚 ZUISEN

まるでパッションフルーツのような米麹のトロピカルな香りと、スッキリ抜ける甘さ。日本最古の蒸溜酒である泡盛を後世に継承し、さらに発展させるため、2019年秋に誕生した、最も古くて最も新しい日本のスピリッツだ。

宮里酒造
カリー春雨

宮里酒造が造る2~3年熟成の泡盛。
次第に出てくるバニラのような甘く濃厚な香りが特長だ。度数30が気にならないほど口当たりが柔らかく、醸造酒のように厚み幅のある、凝縮された深みのある香味。

崎元酒造
与那国 クバ巻

泡盛のアルコール度数は43度、35度、25度、20度と定められているが、日本最西端の島・与那国島でのみ冠婚葬祭用として、例外的に製造が認められているアルコール度60度の泡盛「花酒(はなざき)」。瓶に巻かれた「クバ」は与那国島の特産品。泡盛通の間でも大変人気の高いお酒。
華やかな香り、芳香な味わいのトリコになるお客さんは少なくありません。与那国の祭りに想いを馳せつつ、ロックでゆっくり嗜むのがオススメです。

4月15日 (土)発売

メスカル

ALIPUS
ALIPUS SAN MIGUEL

土壌(テロワール)の違いが、メスカルの風味に大きな影響を与えることを体現するために立ち上げられたブランド「ALIPUS」。
 メスカルの産地で有名な6地域の伝統的な蒸留所とコラボレーションし、それぞれの銘柄を発表している。
人気のロス・ダンサンテスが立ち上げたブランドなので、品質はどれもお墨付き。こちらはサン・ミゲル地域の蒸留所と2013年から始動したプロジェクト。
昔から使われてきた伝統的な粘土製蒸留器を使用しており、独特な土っぽい風味が持ち味。メスカルの奥深い世界を感じることができる。
原料のアガベには「エスパディン」品種に加えて、フルーティな「アロケーニョ」品種がブレンドされている。

AMORES
AMORES ESPADIN

原材料であるアガベの中で、唯一畑での栽培が可能な品種「エスパディン」から作られたメスカル。 ハチミツのような柔らかくも香ばしい香りの中に、ミネラリーでワイルドな「エスパディン」の要素。優しい味わい→ドライに抜けてゆく味のバランスがとてもなめらか。

BARRO DE COBRE
BARRO DE COBRE ESPADIN

このお酒だけを目当てに来店するお客さんがいるほど、ファンの心を掴んで離さない一本。
平均100kgにもなる「エスパディン」の球根を、石の穴の中で4~6日かけてじっくりと蒸し焼きにすることで、メスカルの特別な香りと味わいが生まれている。
土製と銅製蒸溜器の両方を使用し蒸留することで、スモーキーかつ野趣に富んだ味わいに仕上がっている。

4月15日 (土)発売

テキーラ

123 ORGANIC TEQUILA
UNO / DOS / TRES

テキーラ職人であるデイヴィッド・ラヴァンディー氏によって、2010年に創業された〈123(ウノ・ドス・トレス)SPIRITS〉。
認定オーガニック栽培のブルーアガベから作られる、超プレミアムなラインナップは、持続可能で環境に配慮した製法にこだわっている。

「1 ・BLANCO(ウノ・ブランコ)」は、 未熟成でクリーン。新鮮なアガベのアロマを内包している。 レモンピール、ブラックペッパー、ミネラルの鮮やかな香り。 シルクのように滑らかで、長いフィニッシュにわずかな甘いキックがあり、ソーダで割ると爽快な美味しさが身体を抜ける。

「2 ・REPOSADO(ドス・レポサド)」は、オーク樽で 6ヶ月間熟成させるため明るく自然な色あい。 塩キャラメル、クレームブリュレ、トフィーの香り。 最初にアガベが香り、フィニッシュはミントのようなアニスの風味。ラインナップの中で最も緻密な味のテキーラ。

「3 ・ANEJO(トレス・アネホ)」トレスは、18ヶ月の樽熟成を経て、木(オーク)の特徴がより際立つ。 最初はタンニンと木の香りが漂い、後に特徴であるキャラメルやチョコレートの香りがより濃厚に現れる。

CÓDIGO 1530
BLANCO / ROSA
REPOSADO / AÑEJO / ORIGEN

アマティタンという小さな村で地元職人が、何世紀にも渡り守り続けてきた親族経営の蒸留所。100% 「ピュアブルーウェーバーアガベ」のみを使用。添加物、甘味料、香料、着色料、化学薬品すべて不使用の無添加テキーラ。

「BLANCO(ブランコ)」は、純粋な味を楽しめるよう未熟性。柑橘系の甘味と土のミネラル感が特長。

「ROSA(ロサ)」は、ナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョン に使用したフレンチ・ホワイトオークの最高級ワイン樽で熟成。ほのかなピンクの色合いと花のような軽やかな香りが華やぐ。

さらに、手作業で焦がした樽で熟成させた「REPOSADO(レポサド)」、「AÑEJO(アネホ)」、「ORIGEN EXTRA AÑEJO(オリヘン・エクストラアネホ)」、三段階の熟成度の違いを楽しみたい。

4月15日 (土)発売

「日々の暮らしを楽しむ」 COVERCHORD にて、お酒の販売が開始!本特集でご紹介した銘柄はもちろん、豊富なラインナップを取り揃えております。

4月15日 (土)発売

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