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COVERCHORD CULTURE

クリエイターにきく、夏のプレイリスト
SUMMER TRACKS 2025

いよいよ夏本番。バケーションにもパーティにも、音楽は欠かせない。
様々なジャンルで活躍するクリエイターたちに、おすすめの夏曲をきいた。

日々、自分の感性と向き合い、それを表現するクリエイターは、どんな音楽を聴いているのか。
COVERCHORDは、各界で活躍する表現者たちに、「夏」をテーマに選曲をお願いした。

高揚を促すビート。郷愁を誘うメロディ。旅情を唆るイントロ。
選ばれた楽曲には、クリエイターそれぞれの個性が垣間見えた。

耳を傾ければ、風景が変わる。音楽とともに過ごすこの夏が、誰にとってもかけがえのない時間となることを願って。

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ACMH
Chris Stoker

1_Unless / The Pale Fountains
2_Daisy High / Khartomb
3_Untitled / Robert Rental
4_Pilot Automatik / Andermole
5_Spirit / Dead Can Dance

夏といえば“パーティーシーズン”というイメージが強いかもしれませんが、今回のプレイリストでは少し違った方向に振ってみました。
フェスやパーティーでかけているような音楽ではなく、その真逆。テンションをぐっと落とした選曲になっています。
ここで紹介するのは、自分のラジオ番組などでも流しているような楽曲たち。自分のコレクションの中でも、よりマニアックでオルタナティブな一角からのセレクションです。

Chris Stoker(クリス・ストーカー)
〈ACMH〉クリエイティブ・ディレクター / DJ・プロデューサー 。ロンドンを拠点に活動。クロージングレーベル〈ACMH〉のクリエイティブ・ディレクターを務めるほか、レーベル〈Not An Animal Records〉の共同主宰、プロダクション・ユニット〈Ess O Ess〉のメンバーとしても知られる。〈Not An Animal〉は、ロンドンの伝説的パーティ「Bad Passion」の熱気と混沌の余韻から生まれた。DJとしては、ギターリフ、アシッドなモジュレーション、コズミックなドローン、そして誰も知らないB面曲などを即興的に織り交ぜた、ジャンルにとらわれないプレイが特長。予定調和を裏切る夜を生み出す。

Instagram_@badpassion_
Instagram_@almostcutmyhair.world

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QUIITO
香村茉友

1_Stumble / Kraak & Smaak, Parcels
2_My Night With the Prostitute from Marseille / Beirut
3_Beautiful Day - Dub Mix / Tantsui
4_Hot Hands / Darius, Darianna Everett
5_30 Groove St. / Nightmares On Wax, Jordan Stephens

暑い夏、気分上げつつCOOL DOWNしてくれるようなTUNEをSELECT。
冷やし担々麺を食べながら聞くのがおすすめ。

香村茉友(こうむら・まゆ)
ファッションデザイナー。1988年生まれ。多摩美術大学テキスタイル専攻卒業後、株式会社イッセイミヤケに入社。2024年、自身のブランド〈QUIITO(キイト)〉を立ち上げる。古着のリメイクアイテムを中心としたコレクションを発表している。2025年より、海外展開もスタート。

Instagram_@kohmuramayu
Instagram_@quiito_official

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レコードストア
Lighthouse Records

1_Day Dreaming / Joceylyn Brown
2_Floatation (Subsonic Grid Mix) / The Grid
3_When Summer Comes - 12" Version / Loosefingers
4_Fly Away / Walking In The Sunshine / Laid Back
5_E2-E4 (A reference to E2-E4 by Manuel Gottsching) / Alex Kassian

このお題で家のレコード棚を漁り始めると夏が終わってしまいかねないので、パッと思い浮かんだ音源のみを取り上げた次第です。
〈Lighthouse Records〉としてのセレクトというよりも、私(Morihiro)個人の嗜好ではありますが、愛着のある曲ばかりですのでよろしければぜひ♪

Lighthouse Records(ライトハウスレコーズ)
2008年のオープン以来、渋谷に店舗を構えているレコードストア。House、Techno / Electro、Nu Disco / Balearicなどのダンス・ミュージックを中心とした新譜のセレクトに定評があり、国内外を問わずDJやレコード愛好家から長年に渡って厚い支持を得ている。

Instagram_@lighthouserecords.jp

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toe
山㟢廣和

1_The Longest Line / NOFX
2_Someone Else / Deb Never
3_I Wanna Be Your Lover / Prince
4_Slide (feat. Frank Ocean & Migos) / Calvin Harris
5_Really into You / Around The Way
6_Again / Shiloh Dynasty

1_まさにスウィートアンドサワー。夏休みのよう、あっという間に終わってしまう2分のド名曲。
2_他の誰かと恋に落ちないで欲しい! っていう夏感。
3_殿下のギターがとても夏感。
4_ベースのフレーズが真夏。
5_俺の伊豆白浜感。
6_夏とか季節関係なく、シローくん好き。

山㟢廣和(やまざき・ひろかず)
toeでギター(男前の方)/ 〈Metronome Inc.〉 主宰。 バンドやったり、内装デザインしたり、酒を呑んだり呑まれたり。日々、愛こそはすべて! と叫びながら生きています。

Instagram_@yamayamawo
Instagram_@toe_music_official

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練り上げ陶芸作家
ハラダマホ

1_夏バテ / 布谷文夫
2_Late in the Evening / Paul Simon
3_The Very Thought Of You / シリア・ポール
4_The More I See You / Chris Montez
5_Turn-Down Day / The Cyrkle

気温 36 度。暑い。暑さで頭がボーッとしてくる。
そうだ、海だ、ビーチだ、リゾートへ行こう!
パラソルの下トロピカルドリンク片手に、海辺でまどろむ昼下がり。
うとうとしていると、日が傾き涼しい風が吹いてくる。
暑さからの逃避行。音楽で想像の旅に出る真夏の午後。

ハラダマホ
練り上げ陶芸作家。1977年、熊本生まれ。 1999年、佐賀県立有田窯業大学校卒業。會田雄亮研究所入社。 2001年、熊本にて自身の窯を設窯。


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STUDY
長畑宏明

1_The Summer Ends - Live in Los Angeles / American Football
2_So Fresh, So Clean / OutKast
3_Summertime / ANORAK!
4_Calm Down (with Selena Gomez) / Rema
5_Hanging High / Last Days Of April

夏特有の「ああ、すべては過ぎ去ってしまう(しまった)んだ」という、刹那的で幸福なフィーリングを思い描きながら選びました。テクスチャやジャンルこそ異なる5曲ですが、通して聴くと、不思議とひとつの映像が浮かび上がってくるような気がします。

長畑宏明(ながはた・ひろあき)
雑誌『STUDY』編集人。1987年、大阪府生まれ。2014年にインディペンデントファッション雑誌『STUDY』を創刊し、これまでに10号を発行。現在は、『AfterParty』など複数の番組でポッドキャスターとしても活動中。自身の視点を軸に、既存のメディア/編集の枠を越えた表現を追求している。

Instagram_@studymagazine2014

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Ernie Palo / SLOW
山口亮

1_Summer Madness / Kool & The Gang
2_Hello It’s Me / Todd Rundgren
3_Lord Knows Best / Dirty Beaches
4_Fake Loathe / Blue Iverson
5_Every Morning / Jamma-Dee, Sarah Jewel

夏の夜中に聞きたい曲をまとめました。

山口亮(やまぐち・りょう)
Ernie Palo / SLOW
2020年、株式会社Ernie設立。 2020年の「edition01」(2021年春夏)コレクションから、ユニセックスブランド〈ErniePalo〉スタート。 「edition05」シーズンから、Gallery〈AELU〉と共に「The Art of Tone」として、Paris Fashion week中にShowrooomを開催。2024年4月に、ニューヨークのセレクトショップ〈COLBO〉にてPOP-UPを開催。2024年12月、代々木上原に小皿料理をメインとした一人でも食事を楽しめるWINE BAR 「SLOW」をオープン。

Instagram_@ernie_palo
Instagram_@slow_wine.tokyo

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COOME
伊藤花帆

1_Pull Together / Poolside & Satin Jackets
2_Each Time You Pray / Ned Doheny
3_Freedom / Sampa The Great
4_Speed & Drift / Sainte
5_Summer Revision B / POPS研究会

湘南出身なので、私にとって夏は四季の中でも特別な存在です。暑いと文句を言いながらも、終わりが近づくと寂しくて……。また来年も来る夏に早くも想いを馳せています。
朝昼は、Daytime discoと言えばのPoolside(プールサイド)や、Beach funkの旗手Ned Doheny(ネッドドヒニー)を聴いて海へ向かう。3曲目~5曲目は、夕日を見ながらのドライブにぜひ!
みなさまの思い出とリンクするプレイリストになったら嬉しいです♪

伊藤花帆(いとう・かほ)
〈COOME〉ディレクター。2020年より菊乃に師事。2022年にスタートした菊乃が手がけるウィメンズブランド〈COOME(コーメ)〉のディレクションに、2024年より本格的に参加。

Instagram @_292312_
Instagram @coomeorg

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NEAT
西野大士

1_強く儚い者たち / Cocco
2_海 / サザンオールスターズ
3_愛のかたまり / KinKi Kids
4_グッバイ / 小田和正
5_言えないよ / 郷ひろみ

僕は、夏の方が割と落ち着いた曲を選曲しがちです。
だけどそれは、昔聴いてたり、懐かしい曲でテンションを上げる戦法です。
夏は日も長く黄昏れる場面も多いので、懐メロはマストです。

西野大士(にしの・だいし)
〈NISHINOYA〉ディレクター / 〈NEAT〉デザイナー。 1983年生まれ、淡路島出身。 小学校の教師をするかたわら、バンタンデザイン研究所に通い卒業。 老舗アメトラブランドの販売員を経てプレスに。 退職後、様々なブランドのPRを担当しながら、トラウザーズ専業ブランド〈NEAT〉を立ち上げる。 現在は、プレスオフィス〈NISHINOYA〉も経営し、国内外20ブランド以上のPRを担当する。

Instagram_@dddddaishi
Instagram_@neat_tokyo

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リスニングバー
Pinknoiz

1_Ebb Tide / Bobby Black
2_Swahili / Clark Terry
3_Yègellé Tezeta / Mulatu Astatke
4_Ultima caccia / Giuliano Sorgini
5_Kidus à cent dix / Akalé Wubé

Pinknoizプレイリストから、夏の夜に合うリスニングセクションをお届けします。

Pinknoiz(ピンクノイズ)
三宿の隠れリスニングバー。今年4月にオープンしたばかりのリスニングバーです。店内では〈Altec〉 の「A5」 をメインに、ヴィンテージオーディオが楽しめます。

Instagram_@pinknoiz.mishuku

Illustration_Hirochika Machida
Instagram_@hirochikamachida

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