COVERCHORD LIFESTYLE
手しごとのうつわに夏のお料理を
作家さんの個性が光る手しごとのうつわ。
料理家・濱守球維さんが作る「夏のおもてなし料理」と共にご紹介。
COVERCHORDが厳選した、作家さんによる手しごとのうつわたち。作り手の個性が光る美しい作品は、眺めているだけでも心を和ませてくれます。でも、せっかくだから食器として使ってこその良さを感じたい。
本特集では、6人の作家さんが生み出すうつわをピックアップ。料理家・濱守球維さんをお迎えし、それぞれのうつわの個性を際立たせる「夏のおもてなし料理」をコーディネートしていただきました。
佇まいが美しいうつわに、彩りあふれるお料理が合わせると、まるで魔法がかかったかのように、互いの魅力が引き立ちます。
大切なお客さまをおもてなす時にも、家族との日々のお食事にも。手しごとの温もり宿るうつわをお家に迎え入れて、旬のお料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?
濱守球維 (はまもり・たまい)
料理家
1972年、北海道生まれ。レコード会社でアーティストのマネージャー、制作宣伝を務めたのち、趣味だった料理を学ぶ。
渋谷のんべい横丁にあった小料理屋の雇われ店主を七年間務め、料理の腕を磨く。
現在は、料理家として、雑誌や広告の撮影現場のケータリングを中心に、雑誌などのメディアでも活躍の場を広げる。
不定期で行う料理教室には予約が殺到。
たまちゃんの愛称で慕われている。
Instagram_@tamaihamamori
MT. WASHINGTON POTTERY・Beth Katz
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水茄子のミントサラダ
カリフォルニア・ロサンゼルスの陶器ブランド〈MT. WASHINGTON POTTERY〉。女性陶芸家Beth Katzさんがひとつひとつを手作りで製作しています。
日本の美的感覚である“侘寂”と、 スカンジナビアの“モダニズム”を融合し落とし込んだデザインの陶器です。ヴィンテージのような色付けと、柔らかい輪郭が特長のプレート「LUNCH 9”」は、普遍的な美しさが魅力です。
旬の水茄子を、爽やかなサラダに仕立ていただきます。
おかかとチーズ、香草にはミントとディルを和えて。
コク深い旨味と清涼感が白ワインと相性よし。
MT. WASHINGTON POTTERY
LUNCH 9"
Price_¥12,000
Size_直径21cm / 高さ3.5cm
MT. WASHINGTON POTTERY
阿蘇坊窯・山下太
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夏野菜のソテー
豪壮たる熊本・阿蘇の大自然をそのまま宿したかのような、〈山下太〉のうつわ。
阿蘇の山々に、原料となる土を掘りに行くところから始まるという山下さんのうつわ作り。
「VOLCANIC PLATE」はその名のとおり、溶岩や火山灰を用いた釉薬を複数合わせることで、唯一無二の表情と質感を生み出しています。まるで上空から活火山を覗き込んだかのような力強さです。
季節のお野菜は、ほんの少しの手を加えるだけでご馳走になります。
今回は火入れしたズッキーニとヤングコーンを、特製の海老醬と共に。
夏野菜の甘みとピリ辛な味付けの、バジルの爽やかなコントラストが口福。
ポイントはヤングコーンのヒゲも余さず食すこと!とっても甘いんです。火入れの際にはヒゲが焦げぬよう、皮ごとオーブンにかけます。
表情が個性的なうつわには、余白を意識してお料理を盛り付けると素敵です。
山下 太
VOLCANIC PLATE
Price_¥25,000
Size_直径 24.6cm / 高さ 2cm
山下 太
火山灰釉掛分四角皿
Price_¥3,800
Size_縦 14.5cm / 幅14.5cm / 高さ 1.5cm
FUTOSHI YAMASHITA
WASHIZUKA GLASS STUDIO・ 鷲塚貴紀
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メヒカリの米粉揚げ
鷲塚貴紀氏によって設立されたハンドメイドガラスブランド〈WASHIZUKA GLASS STUDIO〉。
使い道を想像しやすい素直な形に生み出された作品は、シンプルなデザインの中にも、ガラスの美しさと手しごとの温もりが感じられます。
ガラスの平皿は、サラダやカルパッチョなどに打ってつけですが、実は揚げ物との相性が抜群なんです。
火を通しすぎぬよう、薄めの衣でさっと揚げられたメヒカリはふっかふかの仕上がり。
針生姜とパクチー、黒酢ベースのタレでさっぱりといただきます。
ガラスのうつわに盛られたお料理はまるで水面に浮かんでいるかのよう。見た目にも涼しげな瑞々しい一皿。
WASHIZUKA GLASS STUDIO
PLATE LARGE
Price_¥8,000
Size_直径 26cm / 高さ 2cm
WASHIZUKA GLASS STUDIO
白水工房・瀧本徳郎
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蛤とトマトの素麺
自然豊かな宮崎県都農町に工房を構える〈瀧本徳郎〉。
“使う人の手に馴染み、色や質感はなんだか嬉しくなるようなものにしたい”瀧本さんが作陶するうつわは、見た目の重厚感に反して、とても軽く手に優しく馴染みます。
鉄釉を用いた深い色味が特徴の「8寸皿」は、適度な深さを持たせた使い勝手の良い形状。
煮物など、汁気のあるお料理に最適です。
あまり食欲がなくてもスルスルと胃に入ってゆく素麺は真夏のヘビロテ食材。
一手間、パスタ+汁なし麺のようなアプローチを加えると、見た目にも美しい立派なおもてなし料理へと昇華されます。
オリーブオイル・ニンニク・唐辛子のソースをベースに、湯むきしたミニトマトと、プリプリの蛤を。
爽やかなトマトの酸味と、旨味たっぷりな蛤のエキスを吸った素面は、滋味深い味わい。
パスタと比べて、すぐに茹で上がるお手軽さも来客時の調理には嬉しいポイント。
瀧本徳郎
8寸皿
Price_¥8,000
Size_直径 25cm / 高さ 5cm
瀧本徳郎
角 小皿 鉄釉
Price_¥3,000
縦 13cm / 幅 13cm / 高さ 2.8cm
TOKURO TAKIMOTO
森山陶器・森山至
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バルサミコと山わさびソースのステーキ
熊本県天草市出身の陶芸家・森山至。
天草にある原料を主体に“料理に調和する器”をモットーとしたうつわ作りをしています。
ヘチマの種から着想を得たオーバル形状の「たね皿」は森山さんのシグニチャーアイテム。
両サイドのカーブやリム幅を絶妙に調整したアシンメトリーな形と、鉄釉を用いたシックな質感の色は、食卓にあっても力強い存在感です。
おもてなしの場における大きな肉塊は、サーブした瞬間歓声が上がるザ・メインディッシュ。
黒のうつわは食材の赤や緑でコントラストをつけると、より美しく映えます。
楕円形のオーバル皿の魅力は、食卓で場所を占有しすぎないスタイリッシュさと、料理のジャンルを選ばぬ汎用性の高さ。
おうちにひとつあれば、多彩なお料理の格を底上げするでしょう。
森山至
たね皿 大
Price_¥7,500
Size_直径 32.5cm / 高さ 2.5cm
ITARU MORIYAMA
あよお・金澤尚宜
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牛時雨と薬味のちらし
熊本県は天草にて、“用と美のあわい“を信念に「毎日使えるうつわ」を作陶する金澤尚宜さん。
特徴は唯一無二の流れる釉薬の表情と色合いのバランス。天草の美しい自然、雄大な景色の一瞬一瞬をしっかりと見つめ、作品の色・形・質感へと落とし込まれています。
ひとつとして同じ表情の無い、まさに手しごとの温もりを感じるうつわです。
夜空に流れる箒星のほうに、一瞬で尺掛けされた青が美しい「大皿 - 彗星」。
一見難しい配色にも見えますが、ご覧の通りご飯ものをよそっても美しく整います。
白味噌・醤油・酒で味付けをした牛肉、お好みの薬味やナッツを酢飯にのせ、いただきます。
ポイントは、炊き立てのお米に梅酢とオリーブオイルを混ぜ合わせること! 酢飯とはまた表情の違う、コク深くまろやかな酸味をお楽しみいただけます。
食べる時はよく混ぜてくださいね。
あよお 金澤尚宜
大皿 - 彗星
Price_¥20,000
Size_直径 27.5cm / 高さ 3.3cm
NAOKI KANAZAWA
6月21日 (金)発売
COVERCHORDでは、今回ご紹介した作家さん以外にも、たくさんの「手しごとのうつわ」を取り揃えています。お気に入りのお料理、お得意のお料理とのコーディネートをお楽しみください。