COVERCHORD CULTURE
クリエイターにきく、夏のプレイリスト
SUMMER TRACKS 2024
テーマはそれぞれが想う「夏」。
各界を代表するクリエイターたちがセレクトする、夏曲5選。
「クリエイション」とは切っても切り離せない「ミュージック」。
今注目のあの人は、一体どんな曲を聴いてこの夏を過ごすのだろう。
COVERCHORDでは「夏」をテーマに、各界のクリエイターたちにこの夏おすすめの5曲を聞いた。
熱狂のダンスフロア、テラスでのチルタイム、誰にも邪魔されない一人きりのドライブ……それぞれの「夏」への想いが詰まった、個性溢れるプレイリストが完成。
同じ夏は二度と来ない。一度きりの今年の夏をグッドミュージックと共に過ごそう。
DJ・モデル・アーティスト
水原佑果
1_Coconuts High / 小林泉美
2_Waterlest Pool(水のないプール) / 亜蘭知子
3_In the Sand / I Level
4_Summertime Breeze / Larry Heard
5_Get that happy feeling / Lemuria
1_このレコードと出会ってから毎年夏に聴いているお気に入りの一枚♪ ハッピーな歌声、高揚感、サンバのリズムに包まれながら島の空気感も漂う。こんなトロピカルワールドで過ごせれたら最高に楽しいな~♪
2_熱気の溢れた演奏に彼女のクールなボーカルがのった最高峰シティ・ポップ♪ センセーショナルで爽やかな風、恋心にも揺らされちゃいそう♪
3_青く輝いてる海の光を浴びながら、「今日も綺麗で最高だなー」と、夏日和を感じてひたすら踊りたい♪
4_今年の春、江の島「OPPA-LA」で初めてLarry HeardのDJフルセットを浴びる機会があった♪ 安定感の手つきと心地良いリズムにどっぷりと惹かれた~。 「Summertime breeze」を聴くたびに、江の島で見た夕陽の情景が不思議と蘇ってくる。
5_リズミカルでハッピーなメロディーに身を寄せながら、かき氷を食べたり縁日の賑わいに包まれて夏のひとときを感じたい♪
水原佑果(みずはら・ゆか)
LAと日本を拠点に活動。NTS「Wave Flower」レジデンスを務める。テイ・トウワの勧めでレコードに没頭し、2016年からパーティー「Records」 @Montoak でDJを始める。姉の希子と共に水原姉妹として歌うこともあり、高橋幸宏のユニット「METAFIVE」 や細野晴臣のステージにも出演。LAを拠点に活動するBENEDEKと共に、楽曲アルバム作りに熱心に取り組む。
Instagram_@ashley_yuka
DJ
DJ KOCO aka SHIMOKITA
1_Summertime / DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince
2_Summer In The City / Quincy Jones
3_Summer Breeze / The Main Ingredient
4_Summer Madness / Kool & The Gang
5_Summer In The City / Justice System
夏をテーマに、ヒップホップ黄金期'90年代に聴いていた曲を思い出しながら、セレクトしてみました。ストレートに“Summer”を含むこの5タイトルは、やはり今も変わらぬサマー・アンセムです。
DJ KOCO aka SHIMOKITA
東京・下北沢を拠点にワールドワイドに活躍し、7インチレコードを使用した唯一無二のDJプレイが世界中から注目を集めるヒップホップDJ。鍛え抜かれたスキルと生粋のヴァイナル・ディガーならではのセンス溢れる選曲で、世界中のヒップホップファン、音楽ファンを魅了する。
年々その活躍のフィールドを広げており、数度にわたるヨーロッパツアーに加え、2023年のブラジルツアー、2024年にはオーストラリアツアーを成功させた。
Instagram_@djkocoakashimokita
Sisi Joia
Cécile Wallon
1_Samuraï (feat. Stevie Wonder) / Djavan, Stevie Wonder
2_In Private / Dusty Springfield
3_Weekend / Earth & Fire
4_Parfum de rêve / Jo Lemaire
5_未知 / Joey Yung
1_とても温かいラブソングで、スティービー・ワンダーのキャッチーなハーモニカが魅力的です。ブラジルポルトガル語で歌えたらと思います。
2_ダスティ・スプリングフィールドが50歳を超えて歌ったこの大ヒット曲には、彼女の成熟を感じます。また、プロデュースはペットショップボーイズなので、すぐに踊りたくなります。
3_パワフルな歌詞の失恋ソングで、私には暖かい夕暮れの夜の終わりを思わせるメランコリックな曲です。
4_フランス語で歌えるとてもクールな曲で、友達とテラスで食前酒を楽しむときにぴったりです。
5_広東語で歌われる夏の夢のような曲で、私の想像力をさらにかき立てます(幼い頃に英語版をよく聞いていました!)。
Cécile Wallon
ジュエリーブランド〈Sisi Joia〉の創設者。パリのアトリエで友人たちに囲まれながら、ヴィンテージビーズを使ったジュエリーを制作している。
Instagram_ @cécilelechevallier
thisisneverthat
Naina
1_Destination / Roni Size, Reprazent
2_Black Jesus / 9 Lazy 9
3_Stuck in the middle / Greentea Peng
4_Summer Madness / Khruangbin
5_Help / HYUKOH
雨が上がった夏の夜に、ドライブしながら聞くと良いプレイリストです。
Naina
2010年にローンチされた〈thisisneverthat〉の共同ファウンダー兼ディレクター。現在は〈Khakis〉や〈Tenui〉など、新しいブランドのデザインディレクションも行なっている。
Instagram_@naina_kr
モデル・ミュージシャン
mei
1_Sunshower / Dr.Buzzard’s Original Savannah Band
2_Losing You / Solange
3_I’m Still in Love with You (feat. Sasha) / Sean Paul, Sasha, Jeremy Harding, Murray Elias
4_Luxurious / Gwen Stefani
5_Flowers-Sunship Edit / Sweet Female Attitude
真夏は気分が上がりつつも涼しさを感じさせてくれる音楽を聴きたい。あとこの時期になると感じる懐かしい気分をこの5曲にまとめました。
mei
サンフランシスコ生まれサンフランシスコ育ち。ファッションや広告のモデルとして活躍し、音楽ユニットMIRRRORの一員でもある。
Instagram_@iemmmei
DJ・翠月ディレクター
山田豊幸(YAMARCHY)
1_Sunny Hills / Bobby Caldwell
2_青いピアス / 踊ってばかりの国
3_Darlin’ / The Beach Boys
4_翳りゆく部屋 / 荒井由実
5_Sunshine Reggae / Laid Back
1_2023年8月、名古屋「Kalakuta」にてP-yanと遠征した〈Sweet Soul〉のパーティー明けに、TAIHEI宅で扇風機の回る中聴いたアフターソング。
2_大好きな下津の青春エモーショナル夏ソング。真夏にこれを聴いて、夏の終わりにはSHIMOTSU KOJI x AKIM from OVER DOVE「Summer Madness」 を是非。
3_セレクトショップ「CANNABIS」に入社した2011年当時、擦り切れるほど店内でかかっていたアバランチーズのmixに使用されていた思い出の一曲。江ノ島でもかけました。
4_コロナ禍で混乱した黒歴史の一曲。2020夏の終わりのナイトランin OPPA-LAにて、ラストソングにYELLOWUHURUが諭すかのように7inchを投下。
5_しつこいくらいに、幾度となく「翠月」のエンディングを飾ってきた説明不要のサマークラシック。
山田豊幸(YAMARCHY)
東京のクラブ「翠月」にて2019年のオープニングより、レジデントDJとブッキングを中心としたディレクションを行う。DJとして国内外各地からのオファーが絶えない。2020年・2023年「FESTIVAL de FRUE」、2022年・2024年「Rainbow Disco Club」、2023年タイで開催された「Wonderfruit」に出演。
Instagram_@yamarchy
HOLIDAY
菊池紀子
1_約束はいらない / 坂本真綾 『天空のエスカフローネ』より
2_燈 / 崎山蒼志 『呪術廻戦』「懐玉・玉折」より
3_空からこぼれたSTORY / ダ・カーポ 『名探偵ホームズ』より
4_The Tower / アンジェラ(Vo. Alisa) 『キャロル&チューズデイ』より
5_STILL LOVE HER(失われた風景)/ TM NETWORK 『シティーハンター2』より
真夏にひとり車を運転。窓を閉め切りクーラーが効いた車内で大好きなアニメのシーンとその時代情景に浸る自分だけの夢の時間。現実とのギャップがあればあるほど心が落ち着く。朝、仕事の前に聴くのがおすすめ。
菊池紀子 (きくち・のりこ)
メンズブランドに10年携わった後、2012年よりフリーランスに。2017年秋冬より〈HOLIDAY〉のディレクターを務める。今年から、自身のアイコンを「ちょいブスキーホルダー」とコラボした(通称!)推し活グッズの販売をスタート。
Instagram_@norikokikuchi
Illustration_蔡云逸 Clarice