2023-10-5
東屋の
ジューサー
旨味・鹹味(塩味)・甘味・苦味、酸味。(嗜好性に関わる渋味、辛味もあるが)原則これら基本五味が味の礎とされている。
そしてこの基本五味のバランス感覚をトライアル・アンド・エラーを繰り返し培ってゆくのが、美味なる求道者たちのサダメ。
とりわけ存在感の強い「酸味」との上手な付き合い方を日々模索している次第です。
一口に酸味と言っても、梅や酢、ヨーグルトなど種類は様々。で、す、が、個人的に柑橘こそが大地の恵みそのままを内包した酸味の王様と思っております。
オレンジ、みかん、グレープフルーツなどに代表される柑橘類。酸味と甘味のバランス感が良く、そのままの味を楽しみたい。
レモン、ライム、かぼす、すだちなど生食には向かないが、飲み物や料理のアクセントに欠かせない香酸柑橘類たち。
近年の私、なるべく自身の献立に生の柑橘たちを取り入れるよう意識しております。
起き抜けには搾りたてのオレンジを喉を鳴らして飲み、その皮と共に豚肉を煮てみたり。
自作ドレッシングにはビネガーではなくライムを用いてみたり。
来客があれば、焼酎・炭酸の横に大量のすだちとレモンを添えてみたり。
とにかく柑橘を搾りに搾る日々。〈東屋〉の「ジューサー」は、そんな私の暮らしに実用性と美を添えてくれる。
果肉をこれでもかと言わんばかりに無駄なく刈り取る山と、搾った果汁を溜めるジャグの上下パーツの組み合わせ。
果汁を絞ったらそのままジャグを卓上に持っていって調味。オリジナルのタレ入れにしてもかぁいいね。
使い勝手の良い道具は、定期的に暮らしに導入してゆきたい。とても気分が上がるので。
充実した酸味ライフを!
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