COVERCHORD LIFESTYLE
FLOWER VASE SELECTION
この春はじめたい 花のある暮らし
春に向けて、暮らしに花を飾ろう。緑を取り入れよう。
HOMEコレクションから、花器と剪定道具をご紹介。
12月7日(土)発売
新しい年は心機一転、清々しい気持ちで過ごしたい。
お部屋に花や草木を取り入れることで、暮らしに彩りを加えてみてはいかがでしょう?
目にして美しいことはもちろん、日々植物と接する習慣を持つことで、気分は上がり、心を豊かにしてくれるはず。
COVERCHORDのHOMEラインナップから、花器として使えるアイテムと、花を飾るための道具をご紹介します。
ダイニングテーブル、キッチン、書斎など、お気に入りの場所に、どんな植物を、どんな花器にあしらおうか? 思いを巡らせる時間すらも愛おしくなるでしょう。
本特集では、日々の暮らしやおもてなしのシーンで取り入れたい花と花器のスタイリングを、フロリストのAkikoさんにお願いしました。
一足早く、春を呼び込むような花々を。暮らしに心地よく花を飾るアイデアの参考に。
自由に飾る
花と草木
お部屋に花や草木を飾ることに、気難しい作法はございません。
花瓶だけが花を飾る道具ではありません。
お皿やボウル、グラスやピッチャーなど、普段使っている身近な生活陶器は、少しの工夫で素敵な花器へと変身します。
フロリストのAkikoさんに、ちょっとしたスタイリングのコツや、花器との合わせ方のヒントを伺います。
自由気ままに植物との暮らしを楽しみましょう。
ゲストを迎えるシーンに、ダイニングテーブルに平皿を用いたスタイリング。遊び心も感じさせる、素敵なおもてなしになることでしょう。
「ラナンキュラス」の花冠と「椿」の葉を、立体感を意識してこんもりと。浅いお皿に花を置きかざる時は浅く水を張り、霧吹きしたり、お披露目の直前に飾るなど、瑞々しさを意識し
どっしりと存在感のある花瓶には、豪快に挿してもサマになる、懐の深さがあります。
「あさもや」をイメージソースに模様づけられた〈あよお 金澤尚宜〉の花器には、「蘭」の一種「エピデンドラム」をのびのびと。
そして、ツルのように広がる植物は「ヒカゲノカズラ」。シダの仲間で、アクセントとして大活躍します。
〈WASHIZUKA GLASS STUDIO〉のボウルに「ヒヤシンス」の球根を。
根まで見て楽しめるのが春の花の醍醐味。ガラスの特性を活かしたあしらい方です。水の量を控えめにするのがポイント。
シンプルな一輪挿しは、木の盆に静かに載せるだけで、その美しさが引き立ちます。
余計な装飾を排し、「勿忘草」の存在を際立たせます。
寒い季節にあっても早春を感じられる「チューリップ」には、北欧クラフトのような佇まいを持つ〈工藤真人工房〉のウォータージャグを。相性抜群。
注ぎ口に寄りかかるように、バランスをとってみましょう。
水に浸かりそうな葉は、茎に刃を沿わせるように回し切ります。花を長持ちさせるには、水を清潔に保つのがとても大切。
南アフリカ原産の「ラケナリア」は、ユニークな形状が特長。
ブルーの花器は難しいと思いきや、多彩な色合いを引き立てるマルチプレイヤー。
黒錆を用いた〈森山至〉の花器に合わせるのは、「スイートピー」と庭先にあった「フキ」。
花を買うもよし、身近な草花をあるがまま素朴に生けるもよし。
天高く昇る竜のようにグネグネした枝ぶりが力強い「雲竜梅」を、「アセビ」と合わせて。
平たい花器は奥行きを出すように生けると、立体感が出て◎。
アクセントに「ヒカゲノカズラ」を効かせています。
花器として使えるうつわ
花を飾る習慣に、良質な剪定道具を
外山刃物
日頃から花や草木を飾る方も、剪定にはキッチンバサミを使ってしまって……。というお声がしばしば。
折角飾った花を長持ちさせたけば、実は刃物の切れ味がとても大切。
これを機に、見た目にも美しく良質な道具を迎えませんか?
ご紹介するのは、1861年に金物の街・現新潟県三条市にて創業した老舗植木鋏メーカー〈外山刃物〉の剪定鋏。
160年に及ぶ伝来の技術を受け継ぎ、それをもって造りだされるプロダクトは、園芸のプロたちの信頼を勝ち得ています。
近年ではデザイン性に優れたアイテムもリリースされ、暮らしの空間にあっても美しい存在感を放ちます。
美味しい料理のために良い調理道具を揃えるように、花を飾る習慣にも良い剪定鋏を。
お花鋏・桜
桜色の淡い色合いが美しい「お花鋏」。手の小さな女性でも使い勝手が良く、切れ味抜群。
お家で生花を扱うのであれば、十分なスペックです。
剪定鋏・WALNUT / SP BUBINGA
枝物から繊細な花の剪定まで、守備範囲広く活躍する万能型。バネが入っているので、固い枝物でもなんのその。
持ち手のデザインをWALNUT、SP BUBINGAからお選びいただけます。
外山刃物
Akiko Nishimura
Florist / 「CHERRY」
都内大手花屋に就職後、2007年から目黒区青葉台の「Matilda」角浩之氏に師事。仕入、製作、販売などの店頭業務から、服飾・宝飾・飲食店などの店舗装飾、撮影・展示会・ウェディングの装飾、空間演出など、花業務全般に従事。
2018年からフリーランスのフロリストとして活動中。
生活にある花から、記憶に残る記念の花まで、生きた植物の貴い色、強さ、瑞々しさを大切にしています。
Web_akikonishimura-fc.stores.jp
Instagram_@akikonhishimura_flowerclub