COVERCHORD FEATURE
GORE-TEX PRODUCT SELECTION
ワードローブに迎えて、いつでもどこでも快適に
言わずと知れた機能性素材の金字塔〈GORE-TEX〉プロダクト。
その構造を解明しつつ、長く使うためのお手入れ方法をご紹介。
11月16日 (土)発売
ウェアやシューズ、アクセサリーなど、多種多様なアイテムに採用される〈GORE-TEX〉ファブリクス。
アウトドアアクティビティやアスレチックに限らず、今や多くのファッションブランドからもリリースされ、シティユースにも活躍する機能性素材だ。
生地ブランドでありながら、言わずと知れた機能性素材の金字塔として、圧倒的な知名度を誇る〈GORE-TEX〉ブランド。
厳格な品質基準をクリアした防水・防風性がフィーチャーされがちだが、〈GORE-TEX〉ファブリクスの真価は、高い透湿性に裏打ちされた圧倒的な快適さにある。
本特集では、COVERCHORDセレクトの中から〈GORE-TEX〉ファブリクス搭載アイテムをご紹介。
そして、〈GORE-TEX〉ファブリクスとはそもそもどんな素材なのかを、あらためて解明する。
さらには、その機能を長く維持し快適に使い続けるために、〈NIKWAX〉を使ったお手入れ方法を実践してみよう。
COVERCHORD
GORE-TEX PRODUCT
SELECTION
GORE-TEX PRODCTS
WINDSTOPPER® PRODUCTS
BY GORE-TEX LABS
WEAR SELECTION
11月16日 (土)発売
WHAT IS GORE-TEX?
今や機能性素材の定番として広く流通し、様々なシーンで目にする〈GORE-TEX〉ファブリクス。1976年、アウトドア業界に革命をもたらす画期的な素材として、世に送り出された。
コア・ベネフィットとして全てのプロダクトに共通して搭載される機能は、防水性・防風性・透湿性の3つ。
基本構造は、撥水を担う表生地、〈GORE-TEX〉メンブレンと呼ばれる中間層、肌に直接触れる裏地、の3層で構成される。
製品において防水性・透湿性の中枢を担うのは、〈GORE-TEX〉メンブレン。水滴の1/20,000のサイズにあたる極小の孔が、1インチ四方に90億個。これにより、外からの水滴は通さないが、より小さな分子の水蒸気は外へ逃すことができる。
その他にも、細分化した多くの使用シーンによって適切なパフォーマンスを発揮するテクノロジーが、数多く搭載されている。
基本的な3層構造〈GORE-TEX〉ラミネート
高い防水性・透湿性を実現する
〈GORE-TEX〉メンブレン構造（拡大画像）
徹底した品質管理の元、厳しい実証テストを経て、プロダクトは生産される
NIKWAXを使った
GORE-TEX PRODUCTのお手入れ方法
高機能素材がゆえに、素人が簡単に手を施してしまってよいのか迷う〈GORE-TEX〉製品のお手入れ。
「洗濯をすることでコーティングが落ち撥水性・透湿性が損なわれてしまう」と誤解されがちだが、むしろ洗濯によるケアが重要なのだ。
多くの〈GORE-TEX〉プロダクトには、一番外側にある生地にDWR（Durable Water Repellent / 耐久性撥水）加工が施されている。
DWRの持続性は永久ではなく、泥や雨などによる外部からの汚れ、汗による皮脂、摩耗などによって撥水機能は落ちてゆく。また、撥水性が低下した場合、表生地が濡れるてしまうと汗に含まれる成分により透湿性も損なわれてゆく。
だからこそ〈GORE-TEX〉製品の機能を維持しながら長く使い続けるために、ご自宅での洗濯・ケアが推奨される。洗濯をすることで撥水・防水・透湿機能が洗い流されてしまうということはないのでご安心を。
液体の純粋な中性洗剤が推奨されているが、一般的な洗剤は種類も多く、香り成分や漂白成分、柔軟剤なども含まれているものも多く迷うところ。
そこでお手入れアイテムとしてCOVERCHORDがおすすめしたいのは、撥水生地、防水・透湿生地に対応した〈NIKWAX〉だ。
〈GORE-TEX〉ファブリクス本来の機能を、維持・復元させる〈NIKWAX〉で定期的なケアを施し、〈GORE-TEX〉プロダクトを長く愛用しよう。
GORE-TEX PRODUCT
ウェアのお手入れ
1.ベルクロストラップ、ファスナーなどを全て閉じ、洗濯機にウェアを投入。
2.枚数に応じて「NIKWAX テックウォッシュ」の適量を投入。汚れのひどい箇所には、テックウォッシュの原液を塗り込むとさらに効果的。
3.標準の洗濯・すすぎコース（脱水なし）をセットし、1度目の洗濯。
4. 1度目の洗濯後、ベルクロストラップ、ファスナーが閉じているかを改めて確認し、濡れたままのウエアを再度洗濯機に投入。
5.標準の洗濯・すすぎコース（脱水なし）をセットし、2度目の洗濯。
6.水が溜まりきった時点で一度洗濯機を停止し、よく振った「NIKWAX TX.ダイレクト WASH-IN」を適量投入。再度洗濯をスタート。
7.余分な撥水剤が流れ落ちているかを確認し、直射日光を避け陰干しする。
GORE-TEX PRODUCT
フットウェアのお手入れ
1.靴ひもとインソールを取り外し、泥などの大きな汚れを水洗いする。
2.よく振った「NIKWAX クリーニングジェル スポンジA」を湿った状態のシューズに塗り込む。
3.たわしなどで優しく擦りながら洗浄し、泡が完全になくなるまで水で洗い流す。
（※GORE-TEXファブリクスを傷める原因となる恐れがあるためシューズの内側は固いたわしやブラシで強くこすることは避ける）
4.余分な水分をタオルで拭き取った後、よく振った「NIKWAX ファブリック＆レザー スポンジA」を湿ったままのシューズに塗り込む。
5. 10分ほど乾かした後、表面の余分な撥水剤を拭き取り、古新聞紙を詰め日陰で乾燥させる。
