
COVERCHORD FEATURE
STANDARD SELECTION
バイヤーが選ぶ、秋のスタンダード
メンズ・ウィメンズ・ホーム、それぞれのバイヤーが、
独自の視点でおすすめする、秋のスタンダードアイテム。
COVERCHORD では、“スタンダード”アイテムを「長きにわたって、愛し続けたい良質なもの」と考えています。
春、夏とご高評をいただいた本特集。今回は、おしゃれにも生活にも彩りを添える「秋のスタンダード」をピックアップしました。澄んだ空気に移りゆく景色。装いも暮らしも楽しくなるアイテムをセレクトして、バイヤー独自の視点でご紹介します。
小粋なセットアップや軽やかなスカート、コーディネートを引き締めるブレザーやバッグ、さらには食卓に温もりを与えるテーブルウエアも。
装いと暮らし、どちらの秋も心地よく楽しめる COVERCHORD の“スタンダード”。
日常をほんの少し豊かにしてくれる、あなたの“スタンダード”が見つかれば幸いです。
メンズバイヤーが選ぶ
秋のスタンダード
KAPTAIN SUNSHINE の
ウールサージジャケット
随分と昔に〈KAPTAIN SUNSHINE〉が、〈BARBOUR〉と協同で作った「BIG TRANSPORTER」という名作があります。
今でこそ短丈のアウターもだいぶ増えましたが、当時はここまで短丈のアウターは他ではあまり作っていなかったので、飛びついた記憶があります。
短丈以外のポイントは、身幅超でかい、アームホール超でかい、というところにあって、これだけでかいとインナーに何着ても、最後にこのアウターを羽織れるんです。
つまりレイヤードし放題。つまり室内外で気温差が激しすぎる都会の冬に最適。というので、当時の冬はいつもこれを羽織っていました。
時は流れて2025年。最高のウールサージ素材を使って復刻することができました。しかもただの復刻ではなく、要所にレザーを使ってアップデートまでしてしまっている始末。
同じ生地のイージーパンツとセットで、今秋発売予定です。
児島さん本当にありがとうございます。重ねて重ねて重ねて、今年の冬を乗り切ろうと思います。
2025年10月25日(土)発売
CONVERSE ADDICT の
CHUCK TAYLOR HI
昔に比べてだいぶ細分化されたので、“流行り”というもの自体が分かりにくくなってきています。
とはいえ、そんな中でもやはり流行りっていうものは確実に存在していて、特にここ数年はスニーカーの流行周期が速まっていると感じます。
個人的には〈MERRELL〉のジャングルモックに並び、どんな急流が来ようが一切びくともしないスタンダードキング、〈CONVERSE〉の「CHUCK TAYLOR」に再注目しています。
今年は、〈CONVERSE ADDICT〉の2008年デビューコレクション以来、なんと17年ぶりに黒レザーハイカットがリリースされます。
17年ですよ。1stを店頭で販売していた自分に「次に出るのは17年後だよ」と教えてあげたいです。世間は分からないですが、個人的にはぶち上がりです。
2008年に2足買って未だにストック用として1足キープしている知人がいますが、このニュースを聞いたら多分泣きながら履き下ろす儀式を執り行うと思うので、教えてあげようと思います。

実店舗: 2025年10月10日(金)発売
Online: 2025年10月14日(火)発売
HOW TO WRAP_ の
WRAPPED STONE
「生きるセンスが良い」というキーワードで思い浮かべる人が何人かいるのですが、〈HOW TO WRAP_〉の山本さんは間違いなくその中の一人。
山本さんの活動はあまりに多岐に渡り過ぎていて、一言で説明することがもはや困難なのですが、全ての仕事においてセンスが光っているし、とにかく優しくて丁寧なので、自然と周りに人が集まるのも納得。生きるセンスで溢れ返っています。
そんな山本さんが自らの足で某県まで石を拾いに行き、編み上げている「WRAPPED STONE」。
手間暇を考えると完全に割に合っていないと思うのですが、度外視しているそんなところも大好きです。
今でこそ色々な「WRAPPED STONE」が溢れていますが、一目見て山本さんのそれと分かるのは、やっぱり色味。
若干ベージュがかった柔らかい石の色味と、レザーの色味が完全に調和していて、どんな部屋にもすんなりと馴染んでくれます。
気づけば手にとってさすってしまう、スタンダードには外せないアイテムです。
今冬、待望の個展を開催します!

ウィメンズバイヤーが選ぶ
秋のスタンダード
HYKE の
ブレザー

この秋冬から新しくお取り扱いが始まった〈HYKE〉。
機能性と美しさのバランスが絶妙で、多くのファンを魅了しているブランドです。
中でも、長く定番として愛されているブレザーは、クラシックな見た目なのに袖口のボタンを外すとスリットが現れるデザインで、一着で二度美味しい。
ノースリーブに羽織って肘から下を肌見せしても良いし、秋はロンTeeやカーディガンとのレイヤードも楽しめます。
ちょっとした温度調整にも役立って、とにかく気が利いてます。
こういうところに〈HYKE〉の「機能性と美」がちゃんと表れてますよね。
私はセットアップ好きなので、同素材のパンツを合わせて着たいです。秋だからこそ楽しめるスタイリングですよね。
Aeta の
ボストンバッグ

〈Aeta〉の名品は、思い浮かぶだけでもいくつもあります。
ずっとかばんが欲しかったのですが……悩みに悩みすぎて、ここ数年なかなか手にできずにいました。
ある日、打ち合わせでご一緒した方がこのスクエアボストンを持っていて、存在感はあるけど主張しすぎない感じがすごく素敵で、すぐに「これにしよ!」と決めました。
サイズは一回り小さいminiもあって悩んだのですが、私はSサイズにしました。
最低限の持ち物に加えて、子どものお菓子やおもちゃも収まるので見た目以上に結構入ります!
最近はカバンにチャームを“じゃら付け”するのが流行っていますが、私の場合中身がすでににぎやかなので、外はシンプルにそのまま派。
ディアレザーのしっとりとした質感が、これからくたっと柔らかく育っていくのをゆっくり見守りたいと思います。
2025年10月5日(日)発売
nante の
スカート
身長165cm。女性の中では高身長に入る私ですが、ボトムスを選ぶときに「もうちょっと長さがあったらな」と思うことがよくあります。
〈nante〉のスカートはその悩みをクリアしてくれるズルズル丈。
とはいえ、S・Mの2サイズあって、ウエスト位置を調整できるドローコードも付いているので、小柄な方もご安心ください(ちなみに私はMサイズを履いています)。
特に秀逸なのが二重構造のポケット。
単なるデザインではなく、ちゃんと物を収納することを第一に考えて作られているので、重いiPhoneを入れても下に引っ張られたり、走った時に落ちる心配もありません。
細かい部分に、「人に寄り添ったものづくり」を感じられるスカートです。
ホームバイヤーが選ぶ
秋のスタンダード
SONOBE の
めいぼく椀
スタッフ所有率NO.1じゃないかと思います。
〈SONOBE〉の「めいぼく椀」。
COVERCHORDで長く愛されているこのお椀は、くり、なら、くるみ、3種類の素材でラインナップしていて、それぞれ木目も、色味も、重さも異なります。
私はくりと、くるみをお家で使っています。
とりあえず米を炊いて、お味噌汁作って、おかずどうしようかな、っていう考え方なので、週4ほどの頻度でもう数年使っています。かなり味が出てきました。
木のうつわを使う楽しさの1つですね。
写真のものが、実際に私が使っているものです。
ちょっとメンテナンス不足が端々に見えますが、ご愛嬌ということで何卒お願いします。
ちなみに「めいぼく椀」が生まれたのは1996年とのこと。私の2歳年下。アラサーですね。
約30年もの間愛されている〈SONOBE〉のお椀は、お家にあれば間違いなく重宝します。

瀧本徳郎 の
飯碗
こちらもCOVERCHORDで長く愛されている〈瀧本徳郎〉の飯碗。
瀧本さんにいくつ飯碗を作っていただいたのか…...。とてつもない数になりそうなほど、制作していただいています。
この模様は“象嵌”の技法が使われていてます。
古くからある工芸技法ですが、エルサルバドルやメキシコで活動された経験をもつ瀧本さんだからこその、ほんのりエキゾチックさも感じられるデザインだなと思います。
サイズが大と小と2種類で、シンプルに女性は小、男性は大でよいかなと思いますが、お茶漬けにも使いたいと思い、私は大を使っています。大は小を兼ねるシチュエーションです。
ほんのり渋みのある瀧本さんの粉引の飯碗は、食卓も、ご飯も、おかずも引き立ててくれる、名バイプレーヤー的な存在です。









































