2023-8-7
仕草の
草木染の手ぬぐい
乾きやすくて、かさばらない。
頭に巻いたり、帽子の下に挟み込んだり、ハンカチ替わりにしたり。
滝汗っかきな僕にとって、手ぬぐいは毎日2本は常備したい真夏の必需品です。
行く先々の土産屋で見かければ衝動買いしてしまうのですが、まあ観光客向けというか、チープな作りのものが多いですよね。
そんなプリント勝負の手ぬぐいたちを使い回していた僕が、〈仕草〉の手ぬぐいを目にした時、その凛とした佇まいに目を奪われました。圧倒的上質……!
長野県は富士見町を拠点に、「注染」という伝統技法を用いた草木染めの手ぬぐいを制作する、佐渡勝行さん。繊細で、とても手間のかかる工程を経て生み出される色合いや模様は、繊細に移ろう日本の四季が落とし込まれたよう。情緒ですね。
色が定着しにくく、落ちやすい草木染めの性質上、経年変化を楽しめるのも魅力のひとつ。
手洗いをし、天日を避けて干すなど、丁寧に手入れを施すことで愛着深まるモノに育て上げてください。
コーディネートの差し色として優秀な手ぬぐいですが、手拭きにしたり、鍋つかみにしたりと暮らしのシーンでも大活躍。キッチンでのさりげない存在感が素敵です。
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