2024-12-20
北岡幸士さんの
片口鉢
本日から〈北岡幸士〉さんの個展を開催します!
念願叶っての個展です、中目黒店とオンラインと同時開催しております。
作家さんが送ってくださった作品を、いつもみんなで開梱して、検品して。
届いた作品を見ながら、これもあれも素敵だね〜、これはこうやって使いたい、なんてきゃっきゃしながら準備しています。
準備の最中、この「五寸片口鉢」を手に取ったTちゃんが「この器って、角煮の汁をご飯にかけるための器ですよね」って言いました。
ほんとだ、と私は思いました。これは角煮の汁をご飯にかけるための器だって思いました。
「ほんとだね〜」なんて返事してたら、小学生の頃、肉じゃかの汁をご飯にかけて食べていた記憶が、走馬灯のように浮かんできました。
まあ、角煮でも肉じゃがでもなんでもいいのですが、おかずを幾度にも楽しむ際には、こういう片口型の器ってすごく役に立ってくれますよね。
シチューをご飯にかけるときとか。最近そういう楽しみ方していないから、枠に囚われず、もっと食事を楽しみたいなと思った今日この頃です。来年からは食事の際、時たま心に五郎さんを添えておこうと思います。
話を戻しまして、今回、北岡さんの個展のメインとなるのは「五寸片口鉢」を含む灰粉引の作品。
灰粉引の作品は、光の下に晒す際、水通しする際と都度表情を変え、幾度にも奥ゆかしい美しい表情を見せてくれます。
1つ1つ表情が異なる灰粉引の作品を手に取ってじっくり見てみていただきたいです。
絶妙な色合いの器って、写真で伝わりきれるのか懸念される方もいらっしゃいますが、弊社凄腕カメラマンが撮影してくれておりますので、オンラインの方でも安心してご利用ください!
Selector: Mikako