2023-8-30
BARRO DE COBREの
メスカル
「そもそもメスカルとはなんぞね?テキーラとの違いは?
ざっくりご説明すると、どちらもアガベを原料とするメキシコのスピリッツ。
テキーラ地域のブルーアガベを原料としたものがテキーラ。
その他の地域でとれるアガベを使ったものがメスカル。
なんですって。へえ~!知っているようで知らなかった。
少量生産者が多く、様々な種類や野生のアガベを原料とするメスカルは千差万別の味わいと風味を誇ります。
オホン、〈BARRO DE COBRE〉を最初に手に取ったきっかけは、「ジャケがなんか好き」。
動機が偏差値低いですよね。若干薬瓶感を匂わせるフォルムと、テキストベースのラベルがIQ高い感じが好き。感想がIQ低いですよね。
子株から6~8年かけて生育するエスパディン。
メスカルの原料として使用されるのはピニャと呼ばれる球根の部分。球根部分だけで100kgはあるんですって。
ピニャを石の穴の中で4~6日かけてじっくりと蒸し焼きにすることで、メスカルの特別な香りと味わいが生まれます。
この銘柄最大の特徴は生産性が高い銅製と、伝統的で手間暇がかかる土製両方の蒸溜器を使用していること。
さて、ストレートで一口いただいてみると……嫌味なく野趣深い香りとなめらかな口当たり。これ、辛味のある食事に合うぞ!
ガパガパ喉越しの良いお酒を飲んでいた20代。三十路に差し掛かった私は、これから嗜む大人の飲酒体験を追求していく事とします。
〈BARRO DE COBRE〉のメスカルは、その飲酒道の記念すべき一杯目。
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