NEEDLESの
ジャージパンツ

ジャージと聞いて、何を思い浮かべますか？

人それぞれ答えがあると思いますが、僕は音楽シーンが脳裏をよぎります。
とある海外アーティストがLIVE中、滝のような汗をかきながらも、ジャージを着たまま涼しげな顔して後ろで手を組みながら歌ってた。それを初めて見たとき痺れるほど格好良く、目は釘付け。興奮冷めやらぬまま下北沢の古着屋へと、急いでチャリで向かったその日が僕がジャージを“お洒落”と捉えた最初の瞬間。だから今日はジャージ記念日。

〈NEEDLES〉の「TRACK PANTS」も文化的背景があって、深く知るほど好きになる。
アイテムが出来上がるまでのストーリーもすごく好き。NYのスケーターがジャージを穿いてスケートしていて、その着こなしが新鮮に映ったのが事の始まりだそう。
概念に囚われない思考回路や無意識から成る型外れの発想が、ファッションにおいても可能性を拡げて新たな価値観を与えてくれる。

無意識から生まれる美学。センスの人。
そんなモノに憧れながら、まずはこれを穿いて真夏でも涼しい顔して、凛と歩くところから始めようと思います。

Selector: Shiraishi