2023-1-18
四十沢木材工芸の
お盆
石川県輪島市のブランド〈四十沢木材工芸〉さん。
以前ブランチボードをご紹介していますが、今回は〈四十沢木材工芸〉の人気商品のお盆について。
〈四十沢木材工芸〉さんのお盆は輪花盆も人気ですが、うちではこの雪輪盆をセレクトしています。
雪の結晶をモチーフにした文様でこの季節にぴったりの美しいデザインのお盆です。
雪輪模様が繊細に表現されているので、上品さが際立ちます。
私はずっとお迎えしたいな〜と思っていて、昨年ようやく大サイズを購入しました。
大のサイズだと一汁一菜の食事を乗せるのにちょうどいいですし、小鉢をいくつか並べても可愛いです。
ガラス塗装仕上げなのでパンや焼き菓子だったら直接のせてお皿のように使うこともできます。
素敵なお盆を使うことで、”丁寧な暮らし”に近づいている気がして気分が上がるなと実感しているところです。
あとはなんといっても無垢材の木目の美しさに惹かれます。
元々は輪島塗の木地屋として創業された歴史があるからこそ、美しい木目を活かした作品、美しい形の作品を作ることができています。
そんな〈四十沢木材工芸〉さんですが、年始の能登半島の地震で被災されました。
スタッフのみなさんは無事だったけれど、工場が大きく破損してしまい、現在製造再開の見込みは立っていません。
現在は破損した工場の中から、無事残っている商品を探しているところです。
原料となる木が、お盆などに使えるようになる大きさになるまでには100年かかるとのこと。
〈四十沢木材工芸〉さんは、それぞれの木に閉じ込められた100年の力を、100年以上使えるようにと削り出し作り上げています。
造り手側が込めた思い、作品を100年以上残していくために、受け手側ができることはなんだろうか。
まだ大層なことはできないので、まずは知ること、知ってもらえたらと思い、この文章を書いています。
ここまで読んでいただけた方、こちらの投稿をご覧いただけると嬉しいです。
もしこちらをご覧になって、少しでもなにか響いた方は〈四十沢木材工芸〉さんにお力添えをお願いします。
Selector: Mikako