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2025-6-6

ハラダマホ個展
編集後記

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明日6月7日(土)から、COVERCHORD NakameguroとFukuokaの両店舗で、〈ハラダマホ〉さんの個展がスタートします。
これに先立ち、取材班はハラダさんの工房(熊本・山都町)を訪問。
その様子を特集記事として公開していますので、ぜひチェックしてみてください → 特集記事はこちら

柔らかく気さくなハラダさんのお人柄もあり、和やかな雰囲気の中、自然に会話を楽しむ形で取材は進みました。
ハラダさんの工房は、山あいに静かに佇み、周囲の自然に心が落ち着きます。
お昼にはお手製の高菜おにぎりと卵焼きがふるまわれ、絶景を眺めながらピクニックランチ。これがまた絶品で……、心も体も超リフレッシュ(仕事です)。

しかし、うつわの制作に入ると雰囲気が一変。空気が張り詰め、真剣そのものに。
ハラダさんが取り組む「練り上げ」という技法は、繊細で根気を要し、単なるテクニックにとどまらず、時間と情熱の積み重ねが求められます。
自分にしかできない表現を追い求めるその姿勢は、工房に漂う緊張感からもひしひしと感じられました。

「時間をかけて丁寧に仕上げるかどうかで、次の工程が決まります。失敗しても、やれるだけのことをやったと思えれば納得できる。でも、後悔はしたくない。年々、見えない作業に時間がかかるようになり、長くやればもっと作れると思っていたけど、実際は逆で、むしろ減っているかもしれません(笑)」
この言葉に、仕事人としての真摯な姿勢を感じ、私自身も多くの学びを得ました。

今回の個展は、COVERCHORD実店舗のみでの開催となります。ぜひお店に足を運んで、実際に作品に触れ、途方もない制作過程を経て完成した作品の、その圧倒的な存在感を感じていただきたいです。
うつわ一つひとつに込められた、深いストーリーと静かな熱量。それが多くの人々の心に残ることを願っています。



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