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特集記事

COVERCHORD LIFESTYLE

暮らしに迎えたい、手づくりの工芸
CRAFTS SELECTION Vol.2

COVERCHORDがお薦めする“工芸品”のある暮らし。
古来より日本の生活に寄り添ってきた「木工」をご紹介。

日々の暮らしに“工芸”を。

あらゆるものの生産が効率化され、量産品が溢れ、消費されるこの時代だからこそ、その対極にある“手づくりの工芸”をお薦めしたい。

COVERCHORDがセレクトする“工芸”は、どんな土地で、どんな人の手で、どんな想いを持って生み出されたかを、シリーズでお伝えする本特集。

第二弾となる今回は、古来より日本の生活様式を支えてきた「木工」にフォーカス。

あなたの暮らしと、素敵な“工芸”との出逢いがありますように。

第一弾「生活陶器」の特集は こちら より。





四十沢木材工芸
AIZAWA WOOD WORKS

1947年、石川県は輪島市にて漆器用素地の木地屋として創業した〈四十沢木材工芸〉。長い歴史の中で職人の手によって、指物、曲物、ロクロ、刳りものと幅広い高度な加工技術を培ってきた。
国内外の木材料を多く揃えることで、様々な木地のニーズに応えてきた同社は、2013年よりオリジナル木製品の製造販売を開始。

誰しもに馴染み深い素朴なデザインと、自然な艶を生む塗装による滑らかな手触りとあたたかい質感。そして何より美しい木目が木の麗しさを際立たせる、生活の木工品を世に送り出している。

桜、ケヤキ、栗の木など無垢の木目を生かしたお皿やお盆。これらに使えるような大きさに樹木が成長するまで、100年の年月を要するという。
山から与えられた恩恵を無駄なく使い、繊細な手仕事で仕上げる。100年先まで長く使いたくなる木工品を作り続けるブランドだ。

四十沢木材工芸(あいざわもくざいこうげい)

1947年に石川県・輪島市にて創業した木工製品を手掛けるブランドです。2013年よりオリジナルブランドの展開を本格化し、歴史と技術力に裏付けられた高い品質と、無垢の木目を生かした美しい仕上げの製品を展開しています。

aizawa-wood.jp

SONOBE

「無理なく、無駄なく、土に還るまで」を企業理念とする薗部産業株式会社のオリジナルブランド〈sonobe〉。
箱根伊豆国立公園と丹沢山系に挟まれた伝統工芸が根付く小田原の地で、数百年の年月により培われた無理のないモノづくり。

材料の仕入れから完成まですべてを一貫生産することで、間伐材や曲がり材も材料にしてしまう生産スタイルを実現。捨てられてしまうような端材・木クズは、地場の牧場へ送り出して馬や牛の寝床に、全てを無駄にせず利用し、最後は土に還すという理念の基に製造しています。

〈sonobe〉の「食」をまつわる木工製品は、料理を盛り付け、食卓に並べられたところで初めて、工芸品として完成する。

料理が主役で器はあくまで脇役、という謙虚な考えのもとに作られる木製食器。その考えは料理を引き立てるシンプルなデザインにも反映されている。モノとしての美しさはもちろん、実用に優れたものであることも、生活の器として欠かせない要素だ。
グッドデザイン賞を受賞した汁椀の、絶妙かつ美しい丸みは、熟練の職人たちの感覚と高い技術があるからこそ成しえる、まさに匠の逸品。

SONOBE(そのべ)

神奈川県・小田原市に自社工場を構える、薗部産業株式会社が手掛ける木工製品を展開するブランド。
日本の美しい広葉樹を原材料に、デザインから加工/生産までを一貫して自社で行なっています。konomi-net.com

東屋
AZMAYA

日本各地の優れた手工業と協働して、生活のための道具を生み出す〈東屋〉。それは作り手と使い手を繋げる、架け橋となる存在だ。

硝子、漆、陶磁、金属など扱う素材は幅広いが、洗練されたなデザインながら、どこか懐かしさを感じる木工製品は印象深い。
岐阜県・東濃地方で産出される、東濃檜を用いた「腰掛け」は、渡邊謙一郎氏がデザイン、北原武彦氏が製作した名品だ。
古来より日本建築に用いられる「ほぞ組み」によって製作することにより、シンプルでありながら堅牢な作りを実現。無垢材の美しさを活かすため、あえて無塗装。職人による手鉋での仕上げを施すことで、なめらかな手触りと艶、清涼感のある香り、経年による風格の変化が楽しめる。

暮らしの中で役立ち、いつも静かにそこにある「もの」。〈東屋〉が紡ぐ美しい「もの」の物語は人を魅了する力がある。

東屋(あづまや)

日本全国の優れた手工業を生かし、洗練したものづくりを発信する〈東屋〉。木、漆、陶磁、金属といった幅広い素材を扱い、国内の優れた手工業者によって、高品質の製品を生み出しています。

azmaya.co.jp

rinao design

宮城県・仙台市出身の小野里奈氏が立ち上げたデザインプロダクツブランド〈rinao design〉。目にしたら思わず手に触れてみたくなる、滑らかな質感とたおやかな曲線が特長の木工作品だ。

同ブランドが北海道・旭川の〈高橋工芸〉とタッグを組み作り上げた木工プレートは、シンプルなデザインながらインテリアとしても存在感を放つ。
卵の丸みをイメージソースとした器は、北海道産のシナ材やチェスナット材を職人の技で薄く削ることによって、木本来が持つぬくもりを活かしている。

rinao design(りなお でざいん)

小野里奈氏がデザイナーを務めるデザインプロダクツブランドです。東北芸術工科大学、スウェーデン国立芸術デザイン大学を卒業後、東北芸術工科大学の助手を経て、2007年にrinao designを設立。

シンプルな中に優しさを感じさせる氏の作品は、数々のデザインコンペティションを受賞しています。

rinao.jp

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